女優の小野花梨が、日本テレビ系ドラマ『親バカ青春白書』(8月2日スタート、毎週日曜22:30~)の撮影秘話などを語った。
福田雄一氏が脚本統括・演出を務める同ドラマ。小野は、ムロツヨシ演じる親バカの父・小比賀太郎(ガタロー)と、永野芽郁演じるその娘・さくらが通う大学の同級生・衛藤美咲役を演じる。
――撮影現場の雰囲気を教えてください。
ムロさんを中心に、非常に笑いの絶えない現場です。現場に入ると緊張もしますが、前室ではいろんな話をしながら笑っています。共演する皆さんも同年代なので、話も合いますし、すごく楽しい現場ですね。
――ムロさんは現場でどんな方ですか?
本当に優しい方で、気遣いがすごいです。誰一人として置いてきぼりにしないんです。現場のみならず、前室でも、“みんなで一緒に”という空気を作ってくださるので、寂しい瞬間や気まずい瞬間がないです。ムロさんのお人柄で、(同級生役の)6人が一丸となって撮影に臨んでいると思います。
お芝居の面では…台本に書かれてないことを、ムロさんがアドリブで演じられるんですが、先日初めて、「花梨ちゃんも一緒にやろう」って言ってくださったんです! 本当にうれしくて、「やっとムロさんの一味になれたぞ!」と思って一緒にふざけさせてもらいました。食らいついてく印象ですね。ムロさんご指導の下、一緒にふざけさせていただくのが、今とっても楽しいです。出来は…“楽しんでやる”ということが私の大きな目標なので、「楽しんでできたか?」と聞かれたら、楽しんでできました!
――美咲ちゃんを演じるにあたり、福田監督と、どんなお話をされましたか?
一切ないんです。大げさに言っているとかではなくて、何もないんです。だから、いまだに「これでいいのかな?」と思う瞬間がありまして。正直不安な思いもまだあるんですが、中川大志くんが今回福田さんが初めてだというお話をされていたので、中川くんに「福田さんから何も言われなくてちょっと不安なんですけどどう思われますか?」と聞いたら「福田さんがOKを出してるってことはそれでOKなんだから、僕は何も気にしていません」と言っていて、「すごいな中川大志!」って思いました。なので私もマイナスにならずに、「福田さんがOKしてくれているならこれでいいんだ!」と前向きに捉えることにしました。
美咲ちゃんは、台本を読んだときに“ギャップのある人だな”と思ったんです。しっかりしてる大人っぽい面もあれば、率先してふざけたり、子供っぽいかわいらしい面があったり。人間ぽさをとても感じたので、演じるときに“美咲ちゃんはこうだから”とあまり決めないで演じています。
――見どころをお願いします。
台本を読んだときに、すごく愛であふれる作品だなと思いました。ガタローとさくらの親子愛だけじゃなく、恋心や友情、人と人との愛…いろんな愛の形です。そういう温かい愛が見てくださる方に伝わったら、こういうご時世ですし、より一層温かい気持ちで明日を迎えてもらえると思います。感じてもらえたらうれしいです。