「月刊副業」を運営するCatch the Webはこのほど、コロナウイルスの影響による働き方と収入の変化、その変化に伴う副業の実態について調査した。同調査は、会社員として働く男女759名を対象に実施したものとなる。

  • あなたが所属する企業はテレワーク(在宅勤務)に対応していますか?

会社員として働く男女759名に「あなたが所属する企業はテレワーク(在宅勤務)に対応していますか?」と質問したところ、「はい」と回答した人は67%にのぼり、33%の人が「いいえ」と回答した。

続いて「コロナウイルスやテレワークの影響で収入に変化はありましたか?」という質問に対しては、「収入が増えそう/すでに増えている」という人はわずか2%にとどまった。一方で、コロナウイルスやテレワークの影響で「収入が減りそう/すでに減っている」と回答した人は全体の5割にのぼる。

  • コロナウイルスやテレワークの影響で収入に変化はありましたか?

次に、「収入アップのために自宅で副業を実践したいと考えたことはありますか?」という質問をしたところ、94%が「はい」と回答し、「いいえ」と回答した人は、わずか6%だった。

  • 外出の自粛要請によって自宅にいる時間が増えていると思います。収入アップのために自宅で副業を実践したいと考えたことはありますか?

続いて前問で「はい」と回答した717名に対して、「具体的にどんな副業を実践してみたいですか? もしくは実践していますか?」と質問したところ、上位5つは「アンケートモニター」「ポイントサイト」「データ入力」「記事のライティング業務」「投資(株式投資・FXなど)」という結果となった。

  • 具体的にどんな副業を実践してみたいですか?もしくはすでに実践していますか?(複数回答可)

また「その他」を選択した人に対して、どんな副業に取り組んでみたいか、具体的な名前を回答してもらったところ、「日本語教師」「ウーバーイーツ」「内職」「単発バイト」などとあわせて17種類が挙げられた。

  • どんな副業に取り組んでみたいですか?具体的な名前を教えてください

「副業で月にどのくらいの収入がほしいですか?」という質問に対して、回答の多かった3つを挙げると、1位「3万円〜5万円」、2位「5万円〜10万円」、3位「3万円以下」という結果に。この3つの割合を足すと86%となり、9割近くの人が「3万円〜10万円」の副収入を望んでいることがわかる。

  • 副業で月にどのくらいの収入がほしいですか?

「副業をすでに実践していますか?」という質問に対して、78%が「はい」と回答し、22%が「いいえ」と回答した。続いて「副業をすでに実践している」と回答した593名に対して、「副業で月いくらの収入を稼いでいますか?」と質問したところ、「3万円以下」と回答した人が85%だった。また月に20万円以上の収入を得ている人はいない結果となった。

  • 副業をすでに実践していますか?

  • 副業で月いくらの収入を稼いでいますか?

調査の結果、コロナウイルスやテレワークの影響で5割の人が「収入が減りそう/すでに減っている」と回答した。収入減の傾向が強まっていることもあり、「収入アップのために自宅で副業を実践したいと考えたことはありますか?」という質問に対しては、約94%の人が副業を実践したいと回答。また約8割の人がすでに副業を実践していると回答しており、実際に稼いでいる金額は3万円以下が85%という結果になっている。

一方で、副業でほしい月収について「3万円〜5万円」「5万円〜10万円」を挙げている人が全体の65%だったので、現状では副業実践者の多くが望む金額を手に入れられていないというのが、副業に関する同社の所感となっている。