吉岡が『ザ・ノンフィクション』のナレーションを担当するのは、『娘がシングルマザーになりまして… ~29歳の出張料理人 彩乃~』(19年11月24日放送)、『52歳でクビになりました。~クズ芸人の生きる道~』(20年4月19日放送)に続き、3回目。
特に前回の放送では、ネタ見せをウソの理由でサボり、パチスロに明け暮れ、「仕事」と称して「ギャラ飲み」で稼ぎ、お金がなくなると弟子の魔法使い太郎ちゃんに借りるという日々を送っていたが、ついに所属していたワハハ本舗をクビになり、女装芸人に転身しようとゲイバーで働くもすぐに辞めてしまった“クズ芸人”ことガッポリ建設・小堀敏夫の物語に、吉岡がナレーションをするという絶妙なアンバランスさで、またたく間に話題となった。
今回のナレーション収録を終えて、「ずっしり心に残る内容でした」と感想を漏らしていただけに、“クズ芸人”からのテーマの振り幅の大きさを「めちゃくちゃ感じました!」とのこと。
動物保護を積極的に行う獣医師に密着した『花子と先生の18年』(20年5月10・17日放送)は「本当にすばらしくて、家で一人で見て感動してしまいました」と振り返りながら、「世間の多くの人が知らないだけで、感銘を受けたり勇気を与えてくれる考え方や人生がたくさんあると思うので、『ザ・ノンフィクション』をこれからも見たいなと思います」と語っている。
●吉岡里帆
1993年生まれ、京都府出身。連続テレビ小説『あさが来た』(15年)に出演し、注目を集める。主な近作にドラマ『健康で文化的な最低限度の生活』(18年)、ドラマ『時効警察はじめました』(19年)、声の出演をした映画『空の青さを知る人よ』(同)など。19年公開の映画『パラレルワールド・ラブストーリー』『見えない目撃者』で第43回日本アカデミー賞新人俳優賞を受賞。今後の待機作に、今年9月に公演を予定しているケムリ研究室 no.1『ベイジルタウンの女神』、今秋公開の映画『泣く子はいねぇが(仮)』が控える。