ABCラジオの特別ドキュメンタリー番組『コロナとラジオ~今こそいつもを守るために~』が13日(18:00~19:00)に放送されることを受け、メインMCの三代澤康司アナウンサーがコメントを寄せた。
新型コロナウイルスが世の中に影響を及ぼす中、ABCラジオでは何が起こっていたのか。そして、各番組のパーソナリティは何を思い、どのようにして過ごしていたのか。
メインパーソナリティでありながら自宅からのリモート出演をせざるを得なかった道上洋三アナウンサー、桑原征平、ますだおかだ・増田英彦に加え、唯一“休演”を余儀なくされた上沼恵美子が、コロナ禍の約3カ月について語り尽くす。
「本当に真正面からABCラジオとコロナの事象に向き合ってみた番組です」と紹介するのは、今回の特番でメインMCを務める三代澤アナ。リスナーの言葉は、人と人との繋がりを再認識すると共に、ある“気づき”も与えてくれたようだ。
「今回、『コロナ禍』を振り返る特別番組をやる上で、僕が担当している番組宛に来たお便りを半年分読み返しました。1月から遡っていくと、最初はまだ僕たちもそうでしたが危機感を感じていなかった。しかし、2月頃からのイベント自粛、3月に入った途端に休校要請などで生活が変わった方も出てきて、4月、5月に入ると外へ行けないストレスや不安を感じていたり、逆にいつもどおりの放送が聴けることに感謝してくださる声もあったりと、その時々でリスナーがラジオをこう聴いていた、身の回りの事をこう感じていた、 ということが振り返ることで改めてわかりました」
番組のテーマソングはSMAPの「オリジナル スマイル」(94)。「今、こんな状況だからこそ、“笑顔を抱きしめて”リスナーと前に進みたい」という同局の強い思いから、この曲が選ばれたという。三代澤アナにとっても、SMAPは特別な存在だった。
「以前から幾度となく聴いた、知っている曲のはずなのに、今この状況で改めて聴くと励まされるんです。今だからこそ、笑顔を抱きしめて…という歌詞が背中を押してくれる気がするんです。95年、震災の時に僕がラジオで何回も何回も流した曲で、流している僕自身も励まされた曲がSMAPの『がんばりましょう』なんですよ。あの時も、今もこうして励ましてくれる…やっぱりSMAPやな! って思いました(笑)」
SMAPの歌声を胸に、「笑顔を抱きしめてこれから進んでいくためにも、2020年がこうなってしまったことを、今一度立ち止まって振り返ってみてもいいんじゃないかと」と実感した三代澤アナ。「立ち止まった上でこれから先」と思いを馳せ、「まだまだ長く付き合っていかないといけないコロナウイルスとの生活を考えるちょっとした区切りにこの番組がなれば幸いです」と呼び掛けている。
なお、『コロナとラジオ~今こそいつもを守るために~』は、放送後1週間以内であればradikoで聴取可能(エリア外の場合はプレミア会員のみ)。