JR東日本盛岡支社は8日、新青森駅でロボット洗浄機「EGrobo(イージーロボ)」を導入するなど、駅のサービス向上と快適な駅づくりの取組みについて発表した。さまざまな清掃機器を取り入れ、清掃業務の近代化を進めるとともに、生産性の向上にも努める。
JR東日本盛岡支社が清掃業務を委託しているJR盛岡鉄道サービスは、3月14日に青森県内で初めてアマノ製のロボット洗浄機「EGrobo」(愛称「ソウジロー君」)を新青森駅に導入した。「EGrobo」は夜間帯を中心に、2階新幹線コンコース、新幹線改札口前エリア、在来線乗換通路などの清掃を行う。日中時間帯に清掃を行う場合もある。
回転するブラシやパッドと洗浄水で床面の汚れを洗浄し、掃除ルートをパターン登録するとともに、人や障害物を感知すると自動で停止または回避を行うことにより、安全性に配慮している。稼働状況を離れた場所へメール送信する機能も持っている。
無人ロボット清掃機器として、マキタ製の集じん機「ロボットクリーナ」も昨年9月から導入。夜間帯に2階新幹線コンコース内待合室で床面のゴミを自動で掃除している。
有人による清掃機器としては、小型軽量のコードレスで音も静かだがパワフルに汚れを洗浄し、小回りが利くので女性にも扱いやすいi-team Japan製の次世代型自動床洗浄機「i-mop(アイモップ)」を1月14日から、床面の汚れに合わせたパッドを装着して水を出しながら振動させることで汚れを落とす蔵王産業製の超高速振動式自動床洗浄機「マイクロマグ600」を3月1日から、嘔吐物や食べ飲みこぼしなどを直接触れることなく回収できる蔵王産業製の嘔吐物回収機「パックインリンサーAZ」を3月26日から導入した。
なお、「i-mop(アイモップ)」「パックインリンサーAZ」は盛岡支社管内の新幹線停車駅(青森県内は八戸駅と七戸十和田駅)と青森駅にも配備されている。