女優の仲間由紀恵が主演する日本テレビ系ドラマ『ごくせん2002特別編』が、きょう3日(22:00~)に放送される。

  • 『ごくせん』

創立30周年を間近に控えた白金学院高校では、山口久美子(仲間)と藤山静香(伊東美咲)、2人の新任教師の赴任に華やいだ空気が漂っていた。これまで、男子校であるこの学校には、養護教諭の川嶋菊乃(中澤裕子)はいたが、学科を担当する女性教師を迎えるのは今回が初めてだ。

だが、初めて教壇に立つ久美子が、3年D組の担任になると聞いた教師たちは、そろって不安を口にする。3年D組は、問題児ばかりをかかえたクラスだったからだ。久美子が教室に入ると、予想通り生徒たちの手荒い“歓迎”を受ける。

言うことを聞かずに騒ぎまわるのはもちろん、紙クズや紙飛行機が、そして、三角定規まで飛んでくる。そんな不良グループのリーダーは、教師を殴って前の学校を退学になったという沢田慎(松本潤)。この慎の取り巻きに、内山(小栗旬)、南(石垣佑磨)、野田(成宮寛貴)、熊井(脇知弘)といった連中がいる。生徒の間では、ビビった久美子が明日から来ないのでは、とのウワサが早くも流れた。

実は、久美子には、学校関係者には絶対に明かせないある秘密があった。久美子の家は、泣く子も黙る任侠集団の「大江戸一家」。祖父で、三代目の黒田龍一郎(宇津井健)に育てられた久美子は、組の四代目を継ぐ立場にある「お嬢」だったのだ。

代紋が入った看板がある家には、若頭代理の若松(阿南健治)、若頭補佐の朝倉(金子賢)などの他に若い衆がズラリ。このことを知っているのは校長の白川(田山涼成)だけで、バレたら久美子がクビになるのは確実だった。

ある日、教頭の猿渡(生瀬勝久)が管理していた模擬試験の受講料50万円が無くなるという事件が発生。猿渡は、3年D組の生徒の犯行だと決めつけて大騒ぎ。そして、50万円の入った集金 袋らしきものを持って繁華街をウロつく熊井を見たという目撃証言が現れる。

猿渡らの追及に対し、否定する熊井。久美子だけは熊井を信じるが…。