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【この記事のエキスパート】
料理ライター:横川 仁美
料理研究家(Nadiaアーティスト)。管理栄養士の資格を取得後、保健指導を中心に2500人以上にアドバイスを提供。現在はコラム執筆・監修、レシピ作成を中心に活動。特に家庭的な料理の考案に力を入れ、企業のブランドイメージやコンセプトに沿った料理を提案し、消費者に商品の価値を伝える役割を果たしている。
コスパのいい大容量パックワインは、自宅でワインを楽しむ人に人気の商品です。ワインの鮮度がたもてるのは約1カ月なので、飲む頻度や量によって適切な容量を選びたいところ。この記事では、大容量パックワインの選び方とおすすめ商品を紹介します。赤・白のほか、飲みやすいワインやロングセラー商品もピックアップ。
容器、容量、味、デザイン
大容量パックワインの選び方
まずは大容量パックワインの選び方をチェックしていきましょう。管理栄養士・横川仁美さんのアドバイスもご紹介しています。ポイントは下記の7つ。
【1】容器の材質
【2】容量
【3】味
【4】産地
【5】雰囲気(シーン)
【6】賞味期限
【7】容器のデザイン
上記7つのポイントをおさえることで、自分の使い方にぴったりの大容量パックワインを選ぶことがきるので、参考にしてみてください。
容器の材質をチェック!
大容量パックワインの容器には、いくつかの種類があります。一定期間、保管しながら楽しむ製品のため、中身のワインだけでなく、容器の特徴や使い勝手にも注目して選びましょう。次に、3種類の容器についてくわしくご紹介するので、用途に合ったタイプを見つけてください。
紙パックサイズは注ぎやすい
牛乳容器の素材としておなじみの紙パックは、大容量パックワインのなかでは容量が少ない製品に採用されていることが多いです。冷蔵庫のドアポケットに収まる、1,000~1,800mlサイズが一般的で、容器自体も軽いため、注いだり持ち運んだりしやすいメリットがあります。
ただし、開栓していない状態でもわずかに空気を通すことから、長期間の保存には不向きのため注意しましょう。
エコバッグは廃棄がカンタン
エコバッグは、マチのある袋タイプの容器で、パウチパックとも呼ばれています。すべてプラスチックでできているので、分別せずにそのまま丸めて捨てられるのが長所です。
また、縦置き・横置きどちらも可能なほか、中身が減ってくれば、容器をたたんで小さくできます。下部のコック栓から空気が入らない構造になっているため、ワインが酸化しにくく、開栓しても1カ月は新鮮な状態でたもてるでしょう。
バッグインボックスは安定感があって保管しやすい
バッグインボックスは、大きい外箱のなかにワイン入り真空パックが入った、二重構造の容器です。コック栓がついており、ワインが減るのに合わせてパックもしぼむため、パック内に酸素が入らず、ワインの酸化が抑えられます。
保存性が高いことから、大容量パックワインのなかでも大きい3,000mlサイズが主流で、四角い箱は安定感があるため保管しやすいでしょう。
容量は飲む頻度や量で決める
大容量パックワインは、1,000ml~3,000mlほどの容量に分かれています。一般的にワイン1杯が120mlとされているため、1,000mlで約8杯分、3,000mlなら約25杯分です。
大きいサイズのほうがコスパがよくなるイメージもありますが、空気が入りにくい構造のパックワインでも、開栓から1カ月ほどで飲み切るのが目安。おいしく味わうためにも、自分の消費ペースに合わせて容量を選びましょう。
味にこだわって、口に合うものを!
ワイン好きの人にとって、大容量パックワインは、そのリーズナブルな価格が魅力です。しかし、ワインはあくまで嗜好品なので、いくらコスパがいいとはいえ、口に合わなければ飲みきれない場合もあります。
そんな失敗を避けるためにも、好みに合うワインの見つけ方をチェックしましょう。
赤・白は料理に合わせて選ぼう
一般的に、味の濃い肉料理には赤、シンプルな魚料理には白が合うとされていますが、それ以外にも、料理の色合いに合わせて、自由な組み合わせが楽しめます。
素材がお肉でも、グラタンやクリームソースなどの淡い色なら、ずっしりとした濃厚な白ワインにぴったり。また、魚介のトマトソースやカレー鍋など、色が濃い料理は赤ワインを組み合わせてもおいしいです。
和洋中を問わず、濃い色の料理には赤、淡い色なら白を選んでみましょう。ただし、魚卵・塩辛は、ワインと合わせると生臭さが強調されるため、料理の色合いを問わず避けてください。
重さや甘口・辛口は料理の味つけで決める
赤・白のどちらかを選んだら、ワインの味もチェックしてみましょう。赤ワインは、フルボディ・ミディアムボディ・ライトボディ、白ワインは辛口・甘口などで分類されることが多いです。
料理の味の濃淡に合わせて、こってりとしたステーキにはずっしりした飲みごたえのあるフルボディの赤ワイン、味噌煮やエビチリなど旨みを強調したものにはミディアムボディ、脂が少ないお肉の塩焼きなどは軽めのライトボディを組み合わせましょう。
白ワインの場合は照り焼きなどのしっかりした味つけならキレのある辛口、しゃぶしゃぶなどのあっさりした料理には甘口が好相性です。
産地も参考にしてみましょう
ワインは産地によって味の特徴が異なるため、目安のひとつになります。
フランス:複雑で調和が取れたボルドーワインや、上品な酸味があるブルゴーニュなど。
イタリア:果実味をしっかり感じる味わいがポピュラー。産地や作り手による個性的なワインが幅広く作られているのが特徴。
オーストラリア:白ワインの生産量が多く、辛口が主体。
スペイン:凝縮した味わいの赤と、さわやかな風味の白。
チリ:ふくよかなタンニンと果実味の赤、トロピカルや柑橘を感じる白。
これらの傾向を参考にして選んでみましょう。
飲む雰囲気(シーン)に合わせて選ぶ
大容量パックワインは、ホームパーティーなど、人が集まるイベントでも活躍してくれます。ここでは、パーティーシーンの料理に合わせて選ぶ方法をご紹介しましょう。
こってり味中心のバーベキューには赤がおすすめ!
大人数での食事シーンに人気なのが、バーベキュー。豚バラやホルモンなどの脂が多い素材や、がっつりと濃い味つけのカルビ・スペアリブなどがメインなら力強いフルボディの赤ワインがぴったりです。
また、貝やイカなど、淡白な味つけのシーフードが多いならライトボディ~ミディアムボディの赤ワインを合わせてみましょう。
あっさり味中心のホームパーティーは白で決まり!
シーフードのほか、肉でも淡白めの鶏肉が主役になっているときは、あっさりとした料理と相性のいい白ワインがおすすめです。
前菜や軽めの料理、デザートには甘口を、ソテーや揚げものなどしっかり味が付いたメイン料理はドライな辛口と合わせましょう。
また中辛口はおせち料理のような甘い味つけの和食と相性がいいため、ぜひお試しください。
賞味期限の長さで選ぼう
大容量パックワインを選ぶときとは、賞味期限もチェックして選びましょう。大容量タイプは便利ですが、飲む人数、時期を把握した上で考えておかないと、多くを無駄にしてしまうことがあります。
ある程度は長持ちすることがメリットでもありますが、商品によっては一ヶ月以内のものがあるので期限を見ながら飲むことをおすすめします。
容器のデザインで決めるのもあり!
産地や味わいなどをこまかく確認して選ぶのもいいですが、迷ったときにはパッケージデザインを見て直感的にピンときたワインを手に取るのもおもしろいですよ。
小説本の表紙にも作品イメージによっていろんなデザインがあるように、ワインも製品ごとにパッケージが異なっています。「パッと目について買ったものが、好みの味だった」という偶然が起これば、ワイン選びもより楽しくなりますね。
管理栄養士がアドバイス
ポイントは味、扱いやすい容器
【エキスパートのコメント】
味は大切なポイントです。口に合わなければ飲み続けることはもちろん、料理への出番もなく、結局買ったものの残ったままになることも。
そうならないためにも、ワインのラベル(味、産地)などを参考に好みの味を選びましょう。また、使い勝手や保存性が異なってくるので容器の種類も確認しておくとよいです。注ぎやすさなら軽い紙パック、保存重視ならバッグインボックスなどが視野にはいるでしょう。






