小田急電鉄はこのほど、代々木上原駅から徒歩約5分の場所に保有する物件をコンバージョンした複合施設「tefu YOYOGI UEHARA(テフ ヨヨギウエハラ)」を開業した。タイムシェア型レジデンスを中心に、レンタルスタジオやホテルで構成される。

  • タイムシェア型レジデンス(4階)の内装

この施設は、小田急電鉄が事務所などに使用していた築35年の物件をリノベーションしたという。鉄骨造地上5階建て(5階部分は屋上)で、2~4階で展開するタイムシェア型レジデンスは「住みながら働ける、時には貸し出せる」をコンセプトとした新たなタイプの住居に。住戸内での事務作業、ゲストを招いた打ち合わせ、オンライン会議などを考慮した間取りや機能を設け、自宅でのリモートワークを重視した工夫を施した。入居者の不在時などに民泊として貸し出すことも想定し、利用シーンに応じた空間のセパレートが可能な設計としている。

1階には、イベントやポップアップストア、ギャラリーなどとして利用できるレンタルスタジオと、無人チェックインに対応したスマートホテル1室を備えた。

  • レンタルスタジオ(1階)の内装

「tefu YOYOGI UEHARA(テフ ヨヨギウエハラ)」の所在地は東京都渋谷区西原。敷地面積は285.63平方メートル、延床面積701.33平方メートル。開業に合わせ、同施設の専用サイトもオープンした。