体育館でキットカットの紙パッケージを繋ぎ合わせる香取慎吾。そこには様々な人の応援メッセージが書き込まれ、香取はキャンバスとして絵の具を散らし始める。やがて描き出されたのは、極彩色に輝く大輪の花。その上に一文字ずつ丁寧に「いっしょにがんばりましょう」と書き、最後は空に向かって「届けー!」と願いを込める。
3月27日から放送中のネスレ・キットカット新CM「今、伝えたいこと」編。プラスチックごみ削減のため紙パッケージへと切り替えた取り組みを伝えるものだが、香取がツイッターで「いっしょにがんばりましょう」とCMを告知すると、ネット上には「心強いメッセージ」「コロナにきっと勝つ」「とても元気をもらいました」「このタイミングでの放送に感謝」など、感動の声が続々と寄せられた。この「いっしょにがんばりましょう」は、どのようにして生まれたのか。
ネスレ広報へのメール取材によると、「TVCMを見て『元気をもらった』や、『いっしょにがんばりましょう』というメッセージが心に響いたなど、ポジティブな反響をたくさんいただいており、ありがたく感じております」と反響の声は届いている模様。
「2019年9月から主力商品の外袋の紙化を進めており、紙パッケージになった『キットカット』で想いを伝えるというコミュニケーションを行っています」と同社のこれまでの取り組みに触れ、「『キットカット』は幅広い世代の支持を得ている商品ですので、そのことを幅広い世代の方にポジティブに伝えることができる方という事で香取慎吾さんを起用したTVCMを企画しました」と制作意図を説明する。
また、「いっしょにがんばりましょう」というメッセージは香取自らが考えたもので、「香取さんには、『今伝えたいことをメッセージにして書いてください』とのみネスレからお伝えしました」。キットカットのパッケージには様々な世代からの思いが書き込まれ、香取はCM撮影当日にそこから感じ取ったことを“13文字”に落とし込んだという。
その背景画となる巨大イラストは、「特に何かをお願いするのではなく、香取さんが感じたままに描いていただきました」。現場を見守ったスタッフは、「どのような作品になるのか途中段階は全く想像がつきませんでした」と明かし、「作品を描き始めると集中されている様子でしたが、時にはメッセージを持ち寄ってくれた方たちと談笑するなど和気あいあいとした雰囲気で撮影に参加した人たちと気持ちを一つにして楽しみながら描かれていました」とその様子を振り返った。
CM放送以降、星野源の「うちで踊ろう」とコラボしたアート動画や、ステイホーム週間の4月29日にも「離れていても心はひとつ」「いっしょにがんばりましょう」とメッセージを添えた香取。「心強い」「元気もらった」「いっしょにがんばる!」「今日という日に発信してくれてありがとう!」など、新型コロナウイルスの影響下で懸命に前を向こうとする人々にとっても、大きな励ましの言葉となっている。
離れていても心はひとつ
— 香取 慎吾 (@ktrsngofficial) April 29, 2020
いっしょに
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— 香取 慎吾 (@ktrsngofficial) April 9, 2020