俳優の柄本時生、岡田将生、落合モトキ、賀来賢人によって結成された劇団年一の第1作目となる『肌の記録』(脚本・演出:加藤拓也)が、7日からYouTubeで公開されている(公開期間は21日23時59分までの2週間)。

上段左から賀来賢人、落合モトキ、下段左から柄本時生、岡田将生

新型コロナウイルス感染拡大により外出自粛が余儀なくされる中、古くから親交のある4人が劇団年一を結成。約2週間のリモート稽古を重ね、「オールリモートでビデオ通話を使った映像のような演劇のような、新しい作品」が完成した。動画の説明欄には、「2週間限定の上演となっております。再生ボタンを押すと、開演です。是非お楽しみください!」と4人からのメッセージがつづられている。

物語の舞台は「大体今から100年くらいあと」の世界。教育や仕事はオールリモートに移行し、外出は基本禁止。子どもたちは友達とオンライン以外で会ったことがないような世の中で、「生きているだけで幸せ」なんてつまらないと思う幼馴染のときお、けんと、まさき、もときは、日々を楽しくするために、昔の文化を想像と勘で復活させようとする。

賀来は7日、ツイッターで「頭から最後まで一発撮りの芝居をyoutubeにて、2週間限定配信します。実験的な映像作品です、加藤拓也君曰く」と告知。脚本・演出を担当した加藤拓也氏も「リモートなので皆とアイデアを出したり捨てたりしながら出来上がった映像作品です!楽しかった」と振り返り、「もちろん年一という名の通り、ワンカット、一発撮りです」と明かす。

約60分一発撮りで完成した本作。公開から1日で再生数は7万5,000回を超え、コメント欄には「役者さんすごい…素なのか演技なのか」「これほんとに無料でいいの…?」「演技が自然すぎて錯覚起こした」「めちゃくちゃ面白かった」といった感想が寄せられている。