「仕事に家事に育児……毎日忙しすぎて節約まで手がまわらない」と思っていませんか? 1,000万円の貯蓄を達成した人でも、たっぷりと時間があって、暇だから家計簿をつけたり、節約をしているわけではありません。

「時間がない」といつも忙しがっている人と、「お金がない」といってなかなか貯蓄が増えない人は、実は同じことでつまずいているのかも?

お金を貯められている人は、時間の使い方が上手です。どこを頑張って、どこの手を抜けばいいのかを自分なりに決めており、頑張り過ぎずにお金と向き合うことができています。そして、その結果お金が貯まるというわけなのです。そこで今回は、忙しくても貯められている人のやりくりのコツを紹介していきます。

やらない家事を決めている

靴下や下着などシワになっても気にならないものは、畳まずに引き出しに入れる、洗った食器は拭かずに自然乾燥させる、無洗米を買ってお米は研がない……など、貯めている人は、やらなくても大して困らないことはやりません。

苦手な節約はすぐやめる

お金を貯めている人は、情報番組や雑誌で紹介された節約ネタを試すのが好きな人が多く、「いいな」「面白そう」と思ったことは、すぐにマネしてみます。しかし自分には向いていないと思うものは、いつまでも引きずらずにやめられるのです。

トライ&エラーを繰り返して、自分に合った節約だけを採用しているので、節約することにストレスがありません。

「~~するもの」という思い込みを捨てる

「掃除機は毎日かけるもの」「風呂は毎日洗うもの」「夕飯には汁物をつけるもの」など、一般的に考えられている「~~するもの」にこだわりすぎたりはしません。そういったこだわりが多いほど時間がとられてしまうため、固定観念、先入観、思い込みを持たずに、臨機応変に対応しています。

「お金がない」「忙しい」は禁句

貯金ができている人は、「お金がない」という愚痴を漏らす人が少ないのです。貯めているからというわけはなく、「お金がない」とグチッても、お金が増えるわけではないことがわかっているから。なお、同じように「忙しい」ともいいません。「ない」ことに文句をいったところで、事態は改善しないからです。お金も時間も上手にやりくりして調整しています。文句をいうよりも、自分ができることをして、工夫していくことが、お金を貯めるには重要のようです。

睡眠時間をちゃんととる

仕事、家事、子育てに追われる毎日でも、睡眠時間はしっかりと確保しています。寝不足だとやる気が出なかったり、なにをするにも効率が悪くなってしまうもの。しっかりと寝て体調を整えることで、思考がクリアになり、テキパキ行動することができます。

布団のなかでスマホをいじったり、夜遅くまでダラダラとテレビを観ているより、明日の元気のために早めに就寝することが大切です。

3分間をないがしろにしない

お金を貯められる人に、時間の使い方がうまい人が多い理由は、ひとつのこと作業にかかる時間が、しっかりと頭に入っているから。たとえば○分あったら、夕飯の下ごしらえの野菜が切れる、リビングの片づけができる、洗濯物が干せる、財布からレシートを出して家計簿がつけられる……など。好きなテレビ番組を観ながらでも、3分間のCMの間にやるべきことを終わらせることができます。たった3分間をムダにしないことは、1円、10円をムダにしなことにつながります。

まとめ

時間の使い方が上手な人は、自分が必要ないと思ったことはやりません。やるべきことの優先順位を決め、時間を効率的に使っているのです。その結果、時間に余裕が生まれ、イライラしたり、ストレスを溜めてしまうことが減ります。

お金を貯めている人の時間の使い方をマネすることで、お金が貯まる人に近づけるかも? できそうなことから試してみてください。