久光製薬はこのほど、同社の米国子会社「Noven Pharmaceuticals, Inc.)」が、米国食品医薬品局から承認を受けた経皮吸収型統合失調症治療剤「SECUADO」を米国にて販売開始したことを明らかにした。

「SECUADO」は、2019年10月11日(米国東部時間)付で、米国食品医薬品局から承認を受けた成人向けの統合失調症治療剤。同社のTDDS(Transdermal Drug Delivery System:経皮薬物送達システム)技術を用いて開発した全身性の経皮吸収型製剤で、米国での統合失調症治療における初めての経皮吸収型製剤となるという。

経皮吸収型製剤は、薬物血中濃度が安定的に推移するため、優れた有効性および安全性が期待でき、患者にとっても服薬状況を視覚的に確認することができるというメリットがあるとのこと。