CyberOwlはこのほど、「学生時代の借金事情」に関する調査結果を明らかにした。同調査は3月、全国の20歳以上の男女1,013人を対象にインターネットで実施したもの。

  • 親からお金を借りたことのある割合

    親からお金を借りたことのある割合

学生時代に親から借金をしたことがあるか尋ねたところ、89%が「ある」と回答した。男女別で見ても、男性91%、女性88%とあまり差はなかった。使用用途について聞くと、最も多かったのは「運転免許の取得」(30.2%)で、「旅行費用」(22.9%)、「買い物」(16.4%)が続いた。

借金額について尋ねると、最も多い回答は「20~30万円」(19.8%)、次いで「10~20万円」(18.0%)、「3~10万円」(15.2%)という順になった。100万円以上借りていた割合も15.0%を占めている。

  • 親からお金を借りていた額は?

    親からお金を借りていた額は?

100万円以上借りたという人に使い道に尋ねたところ、半数にあたる71人が「車の購入」と回答した。そのほか、「起業資金」「自動車事故の裁判費用」という回答もあった。

借りたお金の返済をしたか尋ねると、70%が「完済した」、14%が「完済中」と答えており、84%が返済済み・または返済中であることがわかった。「返済していない」は16%となっている。

  • 返済はしましたか?

    返済はしましたか?

返済していない人に返済意思について尋ねたところ、65%は「返済する気がない」と答えた。その理由について聞くと、「返済しようとしたが親に断られたから」がほとんどを占めたが、中には「住宅ローンの返済などで返せない」「親が催促してこないから」「学生時代の融資は親の義務だから」といった意見も見られた。