SMBCコンシューマーファイナンスは4月2日、「10代の金銭感覚についての意識調査2020」の結果を発表した。調査期間は2020年1月10~21日、調査対象は15~19歳の学生で、有効回答は1,000人。

預貯金額、平均10万1,936円

  • 今、どのくらいの預貯金を持っているか?

"人生100年時代"と聞いて、「楽しそう」と「大変そう」のどちらをイメージするか尋ねると、「楽しそう(「非常に近い」+「どちらかといえば近い」)」は41.1%、「大変そう(「非常に近い」+「どちらかといえば近い」)は58.9%と、「大変そう」と感じる10代の方が多いことがわかった。

預貯金をしているか質問すると、「している」は50.6%、「していないが、したいと思う」は40.0%、「していないし、したいと思わない」は9.4%となった。

預貯金をしている人の現在の預貯金額は平均10万1,936円。学生区分別にみると、高校生は平均7万1,073円で、このうち収入がない人は7万1,033円、収入がお小遣いのみの人は7万1,967円、お小遣い以外の収入がある人は7万42円と、いずれも同水準だった。一方、大学生等は平均19万1,200円で、収入がない人は16万8,150円、お小遣いのみの人は24万2,875円、お小遣い以外の収入がある人は18万7,309円と、差が出る結果となった。

預貯金をしている・したいと思っている人にその理由を聞くと、「買いたいものがあるため」が49.7%と最も多く、僅差で「将来のため」が49.4%と続いた。次いで「万が一のときのため」が30.6%、「旅行に行くため」が23.8%となった。

将来、目標にしたいと思う年収金額は、「500万円~800万円未満」が29.5%で最多。以下、「300万円未満」が21.0%、「1,000万円~2,000万円未満」が17.1%、「300万円~500万円未満」が16.6%と続き、中央値は500万円だった。