日本酒造組合中央会はこのほど、6種類のあま酒の飲み比べができる「きき酒セット」(税込300円)の提供を、日本の酒情報館(東京都港区)で開始した。販売は4月10日まで。
あま酒はさまざまなつくり方があるが、今回用意したあま酒はすべて麹からつくられたもの。麹が持つ本来の甘みを活かしたあま酒で、砂糖は一切使用していないという。爽やかな酸味で口当たりがよいものから、米の持つクリーミーな甘さを楽しめるものなど、進化系のさまざまなあま酒を楽しむことができるとのこと。
きき酒セットは、「すっきりセット」「クリーミーセット」の2種。それぞれ各60mlのあま酒を3杯用意する。あま酒は、ノンアルコールであるため、子どもから年配まで、多くの人が楽しめる。
すっきりセットのあま酒は、「酒蔵のあまざけ」(ぶんご銘醸)、「糀甘酒」(福光屋)、「あまさけ すぱっしゅ」(仁井田本家)。「あまさけ すぱっしゅ」は、白麹に由来した爽やかな酸味の飲み口が特徴で、あま酒が苦手な人にも飲みやすいという。
クリーミーセットのあま酒は、「黒あまざけ」(忠孝酒造)、「雑穀甘ざけ」(山口酒造場)、「麹あまざけ」(仁井田本家)。沖縄産のあま酒「黒あまざけ」は、黒麹を使用しているため、色合いも若干濃厚であるとのこと。「雑穀甘ざけ」は雑穀からつくられており、クリーミーな飲み口とごろごろとした食感が特徴だという。