2人育児の様子を描いた漫画『たぶん そのぶん ふたりぶん』を好評連載中の前川さなえさん。新型コロナウイルス感染拡大の影響で実施されている一斉休校中、中学1年生の長男、小学4年生の長女とどのように過ごしているのか、イラストと文章で綴っていただきました。


休校中の過ごし方、親子で決めたゆる~いルール

「全国一斉に臨時休校要請」の報道には本当に驚きました。

我が家には中学1年生の息子と小学4年生の娘がいますが、私たちが暮らしている地域では、要請後、週明けから3日間は通常登校、3月5日からお休みに突入することとなったのです。

週明けの月曜日からいきなり休校になるよりは、なんというか、猶予期間があったとは思います。

ただそうは言っても、「突然休みになるよ!」「外にも出ないでね!」と言われ、何をどうしていいか分からず、結局特に準備も計画もないまま休みに突入してしまったところ、子どもたちは1日中ダラダラを満喫……まあ、そりゃそうですね!!

「これではいけない!」と遅まきながら、休校中の過ごし方を子どもたちと話し合いました。

まず、本来の登校時間にはちゃんと起床しておくこと。

学校に行っているはずの時間にはゲームとネット動画は禁止。

午前中には自主学習の時間を設けること。

運動不足になりそうなので、フィットネスゲームで身体を動かす。

そして、無意味にダラダラ過ごさないこと。

勉強漬けになる必要はないけれど、こんなときだからこそ、何か有意義なことをしようと声をかけました。

細かいルールを決めようとすればいくらでもできてしまうのですが、まぁこんな機会もそうあることではありません。「ある程度はゆるくてもいいよね!」と、これくらいの感じで進めていくことにしました。

意外と有意義に過ごせてます!

休校前、ギリギリに帰ってきた3学期の期末テストが不本意な結果だった息子は、この機会に通信講座を始めました。

今年度の授業を全てやりきっていない状態で実質的な春休みに突入してしまい、そのまま新学年がスタートするのは不安だったというのもあります。担当コーチがつくプランを選んだので、指導を受けながら学習を進めつつ、妹の勉強を見てあげたりもしています。

うん、有意義だな!

娘はたっぷりある時間を利用して、家にあったダブルガーゼ地でマスクを作り始めました。

マスク、本当に売っていないので、お友達やばあばにプレゼントするためです。

ミシンを使ってきちんと作ってます。

有意義、有意義!!

ずっと友達に会えなくてつまらないだろうなぁと思いきや、中学生ともなるとSNSでつながっていたりするので、ちゃんと連絡は取りあっているよう。

友達の様子が分かることで不安も少なくなるだろうし、こういう時はスマホを持たせておいて良かったなと感じます。

そんな感じで、子どもたちは休校中もそれなりに過ごしています。

親の私はといえば、昼の献立がもうすでに尽きてきましたね!

普段なら「今日は外食!」と出ちゃうけど、今、それも控えているし……

麺類続きになってもそこは許して、子どもたち!!