ゼルダさん(@GOLDMAN4160)が撮影した、東京都新宿区・歌舞伎町の写真が話題になっていました。歌舞伎町は日本でも有数の繁華街のひとつで、外国人観光客も多く訪れる人気スポット。深夜営業する飲食店が多いことから、通称“眠らない街”と呼ばれることも。
そんな歌舞伎町の通りに、人がいないだなんて……? ゼルダさんが写真を撮影したのは、AM2時30分頃。こうこうと店舗の看板とネオンサインだけが光る歌舞伎町一番街の通りは、まるでゴーストタウンのよう。よくよく目を凝らすとポツンとひとりだけ、姿を確認できます。
以前に大型の台風が関東地方を襲った際にも誰もいなくなったことがツイッターで話題になっていた歌舞伎町。前回は、たった一夜のレアな瞬間でしたが、新型コロナウイルスに関連する騒動の影響で起きている“外出控え”は、いつまで続くのか。見通しがたちません。
都内でも珍しいハイエース グランドキャビンで個人タクシー業「新西(しんにし)タクシー」を営むゼルダさんに、今回の写真を撮影した理由などを伺うことができました。
タクシー業は「リーマンショック以上の冷え込み」
「やはり、コロナは早く収束して欲しいと強く望みます。というのも、私自身もタクシーで街を流し、お客様を乗せて生計を立てるのですが、個人タクシーの仲間もみな大打撃の状況。中にはタクシー組合にお金を借りないと生活できない、破綻してしまう、という人まで出てきています。
予約キャンセルも出て死活問題となっている人も数多くいますし、タクシー利用で言えば『リーマンショック以上の冷え込みだ』とみな口を揃えて話しています。
街の景観で言えば、人混みで溢れていた街が一変してゴーストタウン化しているように思います。今回の騒動が引き金となって、世界大恐慌でも起こるのでは!? というような恐怖も感じますね。
リーマンショックでも見られなかった“眠らない街”がこのような静寂な街となるのは稀に見ることがないでしょうから、これはこれで『こういうこともあったな』と記憶に残るのは間違いない、一枚の写真だと思って撮影しました」。
ウイルスの恐ろしさの一方で、聞こえる不景気の足音。人がいない歌舞伎町の姿を見て、皆さんはどう感じましたか?
歌舞伎町一番街コロナの影響なのか人いないってレベルじゃないですね。現在時刻2時30分ですが、眠らない街歌舞伎町と言われていたのにこんな人いないの初めてかもしれません。 pic.twitter.com/5IjrwUFeq7
— ゼルダ (@GOLDMAN4160) March 8, 2020