東海テレビ・フジテレビ系ドラマ『パパがも一度恋をした』(毎週土曜23:40~)に出演する女優の福本莉子。長澤まさみや上白石萌音・萌歌姉妹らを輩出した「東宝シンデレラ」オーディションで2016年にグランプリを獲得した彼女は、今作で、多恵子(本上まなみ)の亡き後、山下家を支えるために頑張ってきた健気な娘・トモという役どころを好演している。

撮影の空き時間にはムードメーカーの小澤征悦のボケに大阪人の福本が瞬時に反応するなど、和気あいあいと過ごしている姿が印象的。そんな福本の魅力に迫った――。

  • 福本莉子=東海テレビ提供

――「トモ役の子がかわいい」と大変、評判になっている様子です。

本当にうれしいです。このドラマに出演してから、自分のインスタグラムもたくさんの方に見ていただき、応援していただいています。まさに『パパ恋』様々です(笑)

――ドラマも最終話に近づいてきましたが、毎週ご覧になっての感想は?

毎週笑って泣いて、こんなに振り幅のあるドラマは観たことがなく、とても面白いです。ポップな世界観で悪い人が1人も出て来ない平和な設定も素敵だと思います。全員が一生懸命だけれどどこかちょっとズレている。愛しい登場人物たちも見どころです。

――山下トモ役とどう向き合って来られましたか?

山下家の中で娘のトモは、一番普通の感覚を持っていて、視聴者に一番近いキャラクターだと思います。視聴者の皆さんと同じ目線で山下家の「事件」をお届けしているので、親近感をもっていただけていたらうれしいです。毎話のナレーションも担当しているんですよ。 

――トモに共感したシーンがありましたら教えてください。

一番印象的だったのは第2話の公園のシーンで、ママ/おっさん多恵子(塚地武雅)に「ずーっと1人で頑張ってきたんだもんね」と言われるシーンです。私も去年上京して一人暮らしをしているので、いまの自分とリンクして…。そのセリフはとても心に沁みて、うるっとしてしまいました。

――現場の様子はいかがですか?

小澤さんがムードメーカーでとても面白い方です。そのノリに塚地さんが参加するとさらに面白くて、空き時間もまるで山下家の延長のような会話をしています。その楽しい雰囲気が、ドラマにも反映されているような気がします。

――第5話の撮影ではキャストの皆さんに見守られながら、1人でサンバを踊るシーンを撮影されていました。

最初は予定になかったのですが、急きょ私1人だけで50秒ぐらいサンバを踊りました。1人でサンバを踊ることなんて、なかなかないですよね!?みんなもニコニコしているだけで誰も突っ込んでくれないし、どうしてこういう流れになったのか自分でもよく分からないままやりきりました(笑)

――今年挑戦してみたいことはありますか?

体を動かす趣味を見つけたいです。整体の先生に「体が張っている」と言われるので、運動をしたほうがいいのかなと思っています。撮影でサンバを少し踊っただけでかなり消費したので、今後“サンバダイエット”が流行るかもしれないですね(笑)

――最近の趣味や、楽しんでいることは?

昼ご飯を食べながら「夜は何を食べよう?」と考えてしまうぐらい、ご飯を食べることが大好きなんです。せっかく外食するなら美味しいものを食べたいので、先日も美味しいご飯屋さんをしっかり調べて目的のお店に行って、その後は食器屋さんやパン屋さんを散策して帰りました。1人ご飯も全然大丈夫、買い物も1人で行くタイプです。

――少しお休みがあったら何をしますか?

このドラマが終わったら小旅行を予定しています。食べ歩きもしてリフレッシュしてパワーを充電してきます!

――今後はどんな挑戦をしてみたいですか?

パパ恋のようなコメディ作品は初めてで、私にとっては新たな挑戦でした。まだ経験していないような作風や役にもどんどん挑戦していきたいです。

――視聴者の皆さんにメッセージをお願いします。

ドラマもいよいよ後半になりましたが、山下家はいつも何かが起きています。この作品は「塚地さんがママ」という状況だけ認識していただければ、途中から観ていただいても十分楽しめます! ぜひ多くの方に観ていただきたいです。