東京マラソン2020が3月1日、都内で開催された。新型コロナウイルスの感染拡大を懸念し、市民ランナー不在で行われた前代未聞の大会を制したのは、2時間4分15秒でフィニッシュしたビルハヌ・レゲセ選手。日本人最上位の4位となったのは、日本記録保持者の大迫傑選手。自身の持つ記録を21秒更新する2時間5分29秒の日本新記録をマークした。

  • エリート部門のみの開催となった東京マラソン2020 (C) 東京マラソン財団

東京メトロや大塚製薬、アシックスジャパン、久光製薬らがオフィシャルパートナーを務める東京マラソンは、東京五輪のマラソン日本代表候補を決める「マラソングランドチャンピオンシップ」(通称:MGC)シリーズの対象レースに指定されている権威ある大会。昨年は一般エントリー含め約38,000人ものランナーが参加したが、今年は新型コロナウイルスの影響もあり、マラソンおよび車いすマラソンともにエリート部門のみの開催となった。

大迫選手は序盤から先頭集団につけていたが、20kmを過ぎたあたりでややトップから遅れだす。一時は先頭集団を走る井上選手に10秒以上の差をつけられていたが、32kmを過ぎた地点で井上選手をとらえると、そこからグングン加速。追いすがるライバルたちを上回る気迫の走りで激走し、2年前の自分を上回る日本新記録でゴールした。

  • 自身の持つ日本新記録を更新した大迫傑選手 (C) 東京マラソン財団