タレントの中居正広が2月29日、ニッポン放送『中居正広 ON & ON AIR』(毎週土曜23:00~23:30)に出演。2月11日に亡くなった元プロ野球選手・監督の野村克也さんへの思いを語った。

中居は、スポーツ紙などから野村さんへの追悼コメントを求められたが「お断りをさせてもらった」と告白。「今後も、交友があったのにもかかわらず何も出さないことがあると思います」と話した。

そして、野村さんへのコメントを断った理由を「僕がしゃしゃり出るところではないなと。野球人のノムさんの教え子、門下生のコメントに囲まれている方が。まず野球選手、野球関係者のコメントを載せてもらった方が。そのあとからでも十分伝わるものもありますし、思いがあれば濁ることはないから。色褪せずにコメントできるんじゃないのかなと」と説明した。

その上で、「ノムさんは好きな人だったのかな。サッチー(妻の沙知代さん)も好きな人だったのかな。どっちも好きな人だったんですよ」と思いを語り、「お前またジャイアンツ応援してるのか。どこがいいんだお前、ジャイアンツの…」と野村さんのものまねをしながら過去のエピソードを披露した。

さらに、「目の前の浅はかな評価だけを求めてお話する人じゃない感じ。しのぎを削ってきた人たち。背中を向いたら傷だらけというか、目の前の評価、薄っぺらい保身のために、というのをまったく感じない人。憧れでもあって…」と野村さんの人柄について語り、「悲しかったな。寂しいっていうのも、僕は僕なりの寂しさもあります」としみじみ。「教え子の選手たち、今はコーチや監督さんだったり解説者の方だったりとか、もっとしゃべりたかったという思いは本音なんじゃないかなと思いながら、ご冥福をお祈りいたします」と悼んだ。