ピクスタは2月27日、家族からの愛情を感じる写真と非認知能力に関する調査結果を発表した。調査は1月24日〜25日、全国の15歳〜29歳の男女212名(10代69名、20代143名)を対象に、インターネットで行われた。
はじめに、どんな写真が家族からの愛情を感じさせるのか、時期/被写体/視線/ポージング毎に調査を実施したところ、時期については、「赤ちゃんの頃の写真」(33.0%)が最も多く、次いで「幼稚園・保育園の頃の写真」(24.1%)、「小学生の頃の写真」(12.3%)と続いた。
被写体は、「自分だけ」や「兄弟姉妹と」「親と」という写真よりも、圧倒的に「家族全員で写っている写真」(63.2%)が最多に。また、視線に関しては、「親が子どもを見ている写真」(54.7%)や「親子の目線が合っている写真」(30.2%)が多かった。
ポージングについては、「抱っこやハグをしてもらっている写真」(34.4%)や「寝っ転がっている写真」(28.3%)が多く、また、型物写真よりも、断然「自然体の写真」(93.9%)に愛情を感じる人が多いことがわかった。
次に、家族からの愛情を感じる写真を「持っている」と回答した人に、「親から大切にされていると感じますか?」と質問したところ、67.6%が「とても感じる」と回答。一方、家族からの愛情を感じる写真を「持っていない」という人のうち、親から大切にされていると「とても感じる」と言う人の割合は35.5%と、両者の差は、32.1ポイントもの差があることが明らかに。家族からの愛情を感じる写真があることで、子どもには親から大切にされているという安心感が生まれやすいということが伺える結果となった。
同様に、学力以外の能力を指す「非認知能力」に関するさまざまな項目について、家族からの愛情を感じる写真を「持っている人」と「持っていない人」とを比較したところ、いずれも「持っている人」の方が高い結果に。
特に、両者のポイント差が大きかった項目は、「難しい問題にぶつかったときに、あきらめずに取り組めるか」(ポイント差21.0pt)、「自ら目標を持ってなにかに取り組むか」(同19.2pt)、「今の自分が好きだと感じるか」(同18.0pt)、「人と協力しながらなにかを成し遂げた経験はあるか」(同16.6pt)、「勉強したことや経験から学んだことを、なにかに活かした経験はあるか」(同16.5pt)の15項目となり、家族からの愛情を感じる写真の有無によって、非認知能力に差が生じる結果となった。