叡山電鉄は3月19日12時から貴船口駅新駅舎の供用を開始すると発表した。これを記念し、同日に「貴船口駅改良工事竣工記念入場券」が発売される。
貴船口駅は「京の奥座敷」として知られる貴船への玄関口であり、近年は貴船神社や貴船料理旅館街を訪ねる旅行者の利用が増加していることから、安全性や利便性向上を目的に改良工事を進めてきた。
新駅舎は貴船の自然豊かな景観にふさわしいデザインにリニューアルするとともに、ホームや階段の幅を拡張し、混雑時の安全性を向上。駅舎1階から改札階へ高低差約7mのエレベーターを新設し、バリアフリー化も図った。
トイレは多機能トイレを新設したほか、男性用・女性用ともにすべての個室を温水洗浄便座の洋式に変更。駅前に京都バスの停留所を設け、乗継ぎ利便性を向上させた。
供用開始当日の3月19日は、10時30分から貴船口駅1階で新駅舎披露式を開催。自治体の代表者や京阪ホールディングス関係者らが参列し、主催者・来賓挨拶とテープカット、鞍馬小学校児童からの花束贈呈などを行う。
同日に発売となる「貴船口駅改良工事竣工記念入場券」は、貴船口駅の硬券入場券(大人・小児各1枚)と台紙のセットで320円。新駅舎の供用開始と同時に、貴船口駅1階特設会場で販売開始する。特設会場での販売は当日12時から13時まで。それ以降は貴船口駅改札口で販売する。300セット限定のため、なくなり次第終了となる。