ディップは2月4日、「社会人300人に聞いた、1on1を成功させる秘訣調査」の結果を発表した。調査期間は2019年12月、調査対象は全国の企業に勤める22~65歳の社会人で、有効回答は300人。

8割が「1on1にメリットを感じる」

  • 1on1にメリットを感じていますか?(出典:ディップ「社会人300人に聞いた、1on1を成功させる秘訣調査」)

「1on1」とは、上司と部下による一対一の面談やミーティングのこと。今回の調査で、1on1経験がある社会人に対し、1on1にメリットを感じているか尋ねたところ、「メリットがある」と答えた割合は80%に上った。立場別にみると、「メリットを感じている」との回答は、部下側では約7割、上司側では9割を上回り、双方がメリットを感じていることがわかった。

1on1で話す量の比率を「自分:相手」の割合として聞くと、「メリットがある」と答えた人の回答では、「5:5」が最も多く22.4%。次いで「6:4」が21.9%、「7:3」が12.9%と続いた。同調査では、「1on1では双方の話量を均等近くに配分するのがメリットを感じやすい」と分析している。

1on1で話をしたくなる相手の特徴を質問すると、1位「話を否定しない」(59.2%)、2位「適切なアドバイスをくれる」(49.1%)、3位「相槌を打っている」(45.7%)、4位「自分の意見を押し付けてこない」(40.1%)、5位「包容力がある」(37.4%)となった。同調査では、「1on1では相手が話をしたくなるポイントを押さえ、場に臨むことが大事になる」と指摘している。