花森はなさん(@hanamori_h)がツイッターに投稿した漫画。ゲームについての塾の先生との会話の一コマを描いたこの短編に、多くの共感の声や反響が寄せられていました。ぜひ画像をタップし、大きな画像でお楽しみください。

  • 「ゲームはいいのよ!」※タップで拡大

ある日、塾の先生に「息子くん、難しい漢字よく知ってるのねぇー! 本が好きなの?」と聞かれた花森さん。申しわけ無さそうに、「えーと…すいませんゲームばかりでして」と、本ではなくゲームで漢字を覚えていることを伝えました。

すると、「ゲームはいいのよ!」と意外な反応が……。

先生曰く、子供向けのゲームで表示される漢字には“ふりがな”がふってある場合があり、かつ音声でも読み上げてくれることもあるので、読み飛ばさずに理解を深めることができるんだそう。それだけでなく、興味のある楽しいことでの学習になるため、頭に入ってきやすいんだとか。

これを聞いた花森さんは、「子供の頃からゲームはよくないものと言われてきたので、先生のこのお話は目からウロコでした」と関心していました。

お話を聞きました

花森さんに連絡をとり、お話を聞いてみました。息子さんは現在小学5年生。登場する先生は、幼稚園から小学3年生までお世話になった塾の先生なんだとか。

「先生はゲームについて寛容なお考えをお持ちでしたが、若い先生という訳ではなく、どちらかといえば私の親世代。一般的にはゲームに否定的な人が多い世代の方でした。

年齢を重ねても、先生のような柔軟な姿勢で、いいものはどんどん取り入れていく人に私もなりたいと思っています。

いいもの、悪いものの選別は親子で行い、そこから学びのきっかけ、自分から興味を持っていくことは、自主学習への大きな一歩だと思います」とコメントを寄せてくれました。

もちろん“やり過ぎ”は、何事であってもよくないこと。一方で、好きをきっかけにはじまる学習の芽を潰してしまう必要はありませんよね。

身に覚えがある読者の皆さんからも、「RPGゲームでは、敵のHPの推測や、ダメージ計算しながらプレイしてたので、暗算の訓練になっていた」「私の友人の子供は国語の成績がよかったけど、理由はゲームの攻略本を山ほど読んだかららしい」と共感の声が続々と寄せられていました。

「好きこそものの上手なれ」という言葉がありますが、子供の豊かな発想の根底にあるのは「好き」という気持ちではないでしょうか。勉強一辺倒ではなく、さまざまな角度から学びを得てほしいと願うばかりです。あなたはどう思いましたか?