俳優の竹内涼真が主演を務めるTBS系日曜劇場『テセウスの船』(1月19日スタート、毎週日曜21:00~)の主題歌が、歌手・Uruの新曲「あなたがいることで」に決定したことが9日、明らかになった。
週刊漫画誌『モーニング』(講談社)で連載されていた東元俊哉氏による同名漫画を原作とするこのドラマは、平成元年に警察官の父親が起こした殺人事件により世間からずっと後ろ指をさされてきた主人公・田村心が、あるきっかけでその事件当時にタイムスリップし、31年間謎に包まれてきた事件を追う“泣けるミステリー”。二転三転し謎が謎を呼ぶ緻密なストーリーと共に家族の絆と愛が描かれる。
このたび、同ドラマの主題歌を、美しいメロディーと歌声で幅広い年齢層から支持されているUruが担当することが決定した。Uruがドラマの主題歌を担当するのは、2018年10月期似放送された同局系火曜ドラマ『中学聖日記』以来、1年3カ月ぶり。恋の始まりに揺れ動く気持ちや募っていく恋心を描いた『中学聖日記』の主題歌「プロローグ」は、SNSを中心に多くの反響を呼び、先行配信時には自身最多となる11冠のデイリーランキング1位を獲得、現在40万ダウンロードを記録し、自身最大のヒット曲となった。
『テセウスの船』の主題歌「あなたがいることで」は、ドラマのために書き下ろされた楽曲で、作詞・作曲をUruが担当。編曲に、日本を代表する数多くのアーティストのレコーディング、プロデュースを手掛ける音楽家で、Uruと初タッグとなる小林武史を迎えて制作された。過去と未来をつなぐ「今」というかけがえのない時間を描く、温かさの中に凛とした意思を感じるバラードで、自身初となるデジタルシングルとして2月9日にリリースされる。
Uruは「お話を頂いた時、すぐに原作を読ませて頂き、物語の展開の面白さに引き込まれ一気に読んでしまったのですが、それと同時に、この『テセウスの船』に似合う曲とはどんな曲なのだろうとすごく考えました。この境遇にあった本人にしかわからない感情を歌にできるのかといろいろと言葉を探しましたが、もしも私だったらと自分に置き換えて曲を書きました」と明かし、「この『あなたがいることで』が、誰かの家族や恋人、友人など、関係を問わず大切な人を幸せにしたい、守りたいという強い気持ちを代弁するような楽曲になってくれたらうれしいです」と期待。
小林は「久々にオーセンティックな真のバラードの名曲ができたのではないか、と自負しています」と手応えを語る。
また、主演の竹内は「初めて聴いた時に、今撮影している風景やシーンが目の前に浮かんでくるような感じがしました。そして出だしの歌詞が、心を演じる今の自分の気持ちにとてもリンクしました。これからドラマの完成と共に、この曲がどうマッチしていくのかがすごく楽しみです」と期待を膨らませ、「撮影は大変なこともありますが、待っていてくださる方に良い作品をお届けできるよう、この曲を励みにして最後まで頑張っていきたいと思います」とコメントしている。