タレントの上沼恵美子が、6日に放送されたラジオ番組『上沼恵美子のこころ晴天』(ABCラジオ/毎週月曜12:00~)で、審査員として参加した昨年の『NHK紅白歌合戦』について持論を述べた。

上沼恵美子

昨年の『NHK紅白歌合戦』を振り返って「私の知っている『紅白歌合戦』ではなかったので、驚きました」と感想を述べた上沼。自身が紅組司会を務めた1994年、95年の同番組と比較して、「私の知っている紅白は、もっと緊迫して息ができない。こっちまでも緊張が伝わってきて、NHKホールの人も手に汗を握り見る。それが紅白歌合戦だと思っていた」と説明した。

さらに「私が小学生の頃は『赤勝つかな。白勝つかな』って朝からうわさしていた。女の子は赤が負けたら悔し涙を流したり」と述べ、「私が司会をさせてもらった1994年あたりもまだその名残があるわけですよ。だからピリピリで」とも。そのうえで、「“歌合戦”になっていない。なんか、歌のフェスティバルみたいになっている」と表現した。

また、VTRの多さについても「仕方ないですよ」と理解を示しつつも、「NHKホールの会場のお客さんがお気の毒でした。ほったらかしですもん」と述べ、「やっぱり、1から10まで、11時45分までNHKホールで全部やるべきやと思います。1回くらい中継つないでも良い。それも意味のあるとこね」と力説していた。