16日に最終回を迎えたフジテレビ系月9ドラマ『シャーロック』の特別編が、23日(21:00~22:48)に放送されることが決定。ゲストに、女優の木南晴夏が出演する。
最終回のラストシーンで、獅子雄(ディーン・フジオカ)はついに宿敵・守谷壬三(大西信満)と対峙(たいじ)。しかし獅子雄は、若宮や江藤礼二の目の前で、守谷と共に海中に沈んでしまうのだった。
突然、獅子雄がいなくなったことを受け入れられない若宮(岩田剛典)は、連日警察の捜索に立ち会うが、遺体は上がらず、手がかりすらも見つからない。そんな若宮の元に現れるのが、木南演じるフリージャーナリスト・門司かれんだ。
かれんは、獅子雄の功績を後世に残すために、彼について若宮に話を聞きたいと言う。そして、まだ心の整理がついていない若宮に、獅子雄に関わった人たちを一緒に取材しないかと提案。かれんは獅子雄と過去にどんな関係だったのか。そして、本当の目的とは…。
この特別編では、かれんと若宮の取材により、今まで獅子雄に裁かれて、獅子雄のことを恨んでいるであろうと思われる犯罪者たちと、獅子雄に助けられ、前向きに新たな道を歩んでいる人たちも登場。
元警視庁職員で再び拘留された市川利枝子(伊藤歩)をはじめ、夫を自殺に追いやった赤羽汀子(松本まりか)、嫉妬から殺人を行った元ボクサー・石橋卓也(金子ノブアキ)、職場の上司のパワハラで息子を失った乾千沙子(若村麻由美)、乾貴久(小市慢太郎)たちに加え、若宮が取材のために、再び河本美沙(岸井ゆきの)とデートをすることに。また、幼い頃の獅子雄にうり二つの賢い少年・羽佐間虎夫(山城琉飛)も現れ、これまでの各話ゲストのうち総勢16人のその後が描かれる。
木南は「“特別編のみ”の出演は珍しいと思いますし、もちろんはじめてのことなので、この作品の世界観にうまくなじめるかな、と思いました」といい、ディーンの印象について「浮世離れしたというか、ああいうちょっと人間くさくない役がディーンさんにとてもお似合いだと思います」とコメント。
そして、「特別編が実は本当の最終回といいますか…特別編まででこのドラマの本当の終わりがくる話になっていると思うので、これを見た人と見なかった人とでは全然感想が違うのではないでしょうか。犯人たちのその後が見られるのも特別編ならではだと思うので、ぜひ特別編も見て、この『シャーロック』全体を楽しんでいただけたらと思います」と呼びかけた。
太田大プロデューサーは「獅子雄の死を受け入れられない若宮がどう立ち上がり再生していくのか。時が止まってしまった若宮が再び動き出す姿を描く、最終回を上回るエモーショナルな特別編となりました。クリスマスイブの前夜、奇跡を願うタイミングでお届けします」と予告。
また、「若宮とともに引っ張っていく門司かれんという重要な役を木南晴夏さんに引き受けていただき大変光栄です。その目的や正体が見えない中、物語をけん引していくという難しい役を、木南さんのミステリアスなお芝居で一気に説得力がもたらされたと思います。“何か”をほうふつとさせるようなミステリアスな衣装にもぜひご注目ください」と話している。
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