アンファーは12月5日、睡眠に関する調査結果を発表した。同調査では、「年収1,000万円以上」の人と「年収1,000万円未満」の人について、睡眠に関する行動と意識を比較した。調査対象は20~69歳の個人4,700人(47都道府県各100人)。

年収1,000万円以上の人は早寝早起き?

  • 睡眠に関する調査

寝る前に寝床でスマホを操作するか尋ねたところ、「操作しない」と答えた割合は、年収1,000万円以上の人は50%、年収1,000万円未満の人は37.3%と、両者の間に12.7ポイントもの差がついた。

また、「1週間に3回以上」寝床でスマホを使用すると答えた人の割合をみると、年収1,000万円以上は27.4%だったが、年収1,000万円未満の人は約1.6倍の44.8%に上った。

寝具については、年収1,000万円以上の人は約6割が「寝具にお金をかけている・かけようと思っている」と答えた一方、年収1,000万円未満の人は約3割にとどまった。同調査では、「平均睡眠時間が年収1,000万円以上の人の方が短いことから、貴重な睡眠時間を有効なものにするため、投資したいと考えているのではないか」と推測している。

早寝・早起きについては、年収1,000万円以上の人は80.6%が「早寝・早起きを行っている・心掛けている」と回答したのに対し、年収1,000万円未満の人は68.3%と7割に届かなかった。

ブレインスリープCEO/CMO兼スタンフォード大学医学部精神科教授、同大学睡眠生体リズム研究所所長を務める西野精治教授は、「エグゼクティブやトップアスリートは自身の身体のコンディションの整え方をよく把握しています。そして、多忙な日常の中で、睡眠の質をどうやって高めるかということもよく考えています。だから、よい睡眠のための条件についても、気づきが多いのです」とコメントしている。