女優の吉高由里子が、来年1月8日スタートの日本テレビ系ドラマ『知らなくていいコト』(毎週水曜22:00~)に主演することが2日、明らかになった。

『知らなくていいコト』に主演する吉高由里子=日本テレビ提供

吉高が演じるのは、壮絶な職場で日々スクープを狙う女記者・真壁ケイト。仕事も恋も絶好調の毎日を送っていたが、シングルマザーとしてケイトを育て上げた母が急死し、父の秘密に迫ることで、人生が大きく狂わされることになる。

大石静氏のオリジナル脚本で、軽妙なタッチでリアルな世界観を描いていく。また、1話完結で時事性の高いトピックスを扱いながら、主人公が記者としてだけではなく、人として成長していく姿も描くという“お仕事系ヒューマンドラマ”を掲げている。

初めての記者役に挑む吉高は「これまで取材される側だったのが取材する側に立つので、最近はよくニュースを見るようになったり、ニュースを受け取る側の気持ちを考えたりするようになりました」と、新境地に臨む心境をコメント。

これまで、日テレ水曜ドラマでは『正義のセ』『東京タラレバ娘』と主演を務めてきたが、「プロデューサーも監督も初めての方ばかりなので、新しいところに飛び込んでいく不安もありますが、また新たな景色を見ることができるという期待のほうが、今は膨らんできています。これまでの水曜10時のドラマとは、またひと味違った作品になりそうな予感がしています」と期待を語った。

脚本の大石氏は「時にトリッキーにさえ見えるヒロインではありますが、その猪突猛進力、絶望からの回復力、想い全開力が、視聴者の皆様の日頃の憂(う)さを、爽快に吹き飛ばしてくれることを願って書いています。また、ヒロインと共に、週刊誌の使命、マスコミの使命とは何かを考えてみたいとも思っています」と意欲。

大石氏とは『家売るオンナ』シリーズでタッグを組んできた日テレの小田玲奈プロデューサーは「勢いのあるストーリー展開、ドキッとするような鋭いセリフたち。さすがの一言です。スタッフ一同“今やるべき意味のあるドラマ”を作る喜びを日々味わっています」といい、吉高については「正直、愛されヒロインになるのか心配だった部分もあります。でも吉高由里子さんご本人にお会いした瞬間、その不安は吹き飛びました。人の懐に入るのがなんてウマいんでしょう! 初対面の我々スタッフに的確にツッコんだり、ちょっと甘えてみたり…、驚異の“人懐っこさ”に魅了されたと同時に、『ケイトって、こんな感じ』と逆に教えられたような気がしました」と話している。