読売広告社はこのほど、「ミレニアル世代(1981~96年度生まれ)の意識・行動・消費志向」などに関する調査結果を明らかにした。同調査は6~7月、ミレニアル世代890人とその他の世代(1965年~1980年度)1,179人を対象にインターネットで実施したもの。

  • 前向きな将来観を持つミレニアル世代

    前向きな将来観を持つミレニアル世代

「未来は明るいと思う」か尋ねたところ、「そう思う」と答えたのは、ミレニアル世代は32.8%、その他の世代は22.3%だった。不況の下で育ち、将来観も悲観的と思われがちなミレニアル世代だが、その他世代よりも未来を前向きに捉えていることがわかった。

多少無理しても、欲しいものを購入したいか尋ねると、ミレニアル世代の47.0%が「そう思う」と答えた。その他の世代(40.8%)よりも上回っており、「モノを買わない世代」と言われている世代だが、消費欲求も持ち合わせていることも明らかとなった。

  • 購買意欲が高いミレニアル世代

    購買意欲が高いミレニアル世代

「つながることよりも、適度な距離感を保つことのほうが大事だと思うか」という問いに対し、「そう思う」と答えた割合は、ミレニアル世代は56.9%、その他世代は49.4%だった。

  • ミレニアル世代は「適度な距離感」を重視

    ミレニアル世代は「適度な距離感」を重視

「狭く深い人付き合いが多いか」という問いに対し、ミレニアル世代の半数(49.1%)が「はい」と答えた。その他世代では39.2%となっている。広い交友関係を持つ印象のミレニアル世代だが、求めているのは狭くても密接で濃厚な人付き合いであることがわかった。

  • 密接で濃厚な交友を好むミレニアル世代

    密接で濃厚な交友を好むミレニアル世代