JR東日本は大みそか深夜から元日早朝にかけて、山手線、京浜東北・根岸線、京葉線など首都圏の13路線で終夜運転を実施する。伊豆・犬吠埼・南房総方面へ初日の出鑑賞に便利な列車も運転される。

  • JR東日本は山手線をはじめ、首都圏の13路線で大みそか深夜の終夜運転を実施するという

山手線の終夜運転は1~5時頃にかけて内回り・外回りともに約12分間隔で実施。京浜東北・根岸線は1~4時頃に大宮~桜木町間で約20~40分間隔、桜木町~大船間で約60~80分間隔の終夜運転を行う。埼京線は1~4時頃、大崎~大宮間で約60分間隔の終夜運転を実施。大崎駅からりんかい線へ直通運転も行い、新木場駅まで運転される。

湘南新宿ラインは大宮駅から逗子駅までの区間で0~5時頃に約60分間隔で終夜運転を行い、一部列車は宇都宮駅・小山駅および大船駅発着で運転。横須賀線は品川~逗子間で0~5時頃に約60分間隔で終夜運転を行う。これにともない、西大井~逗子間は湘南新宿ラインと横須賀線の列車が約30分間隔で運転されるダイヤとなる。高崎線は上野~籠原間にて、上下各2本の列車を運転する。

中央線は東京~高尾間で各駅停車による終夜運転を行い、0~5時頃に約20~55分間隔で運転。中央・総武線各駅停車は中野駅から千葉駅までの区間で1~5時頃、約20~50分間隔で終夜運転を実施する。青梅線では初詣に便利な終夜臨時列車として、立川~御嶽間の快速「武蔵御嶽神社初日の出号」を上下各3本設定し、おおむね50分間隔で運転される。立川~青梅間の各駅に停車し、青梅~御嶽間の途中駅は通過する。

京葉線は1~5時頃、東京~海浜幕張間で約15~30分間隔、海浜幕張~蘇我間で約45分間隔の終夜運転を行い、東京~西船橋間も0時30分頃から5時頃にかけて約45分間隔で運転する。常磐線は綾瀬~我孫子間にて上下各2本の列車を運転し、東京メトロ千代田線と直通運転を行う。成田線我孫子~成田間も上下各2本の列車を運転。総武本線・成田線千葉~成田間では、0時50分頃から4時30分頃まで約60分間隔で終夜運転を行うが、途中の東千葉駅には停車しないとのこと。

  • 品川発伊豆急下田行の快速「伊豆初日の出号」は185系で運転(写真は特急「踊り子」)

元日早朝の初日の出鑑賞に便利な特急列車や快速列車も設定された。伊豆方面へは品川発伊豆急下田行の快速「伊豆初日の出号」が185系(6両編成)、新宿発伊東行の快速「伊東初日の出号」が485系「華」(6両編成)を使用して運転。犬吠埼方面へは高尾駅・大宮駅・新宿駅から銚子駅へ向かう特急「犬吠初日の出1・3・5号」がE257系(5両編成)で運転される。南房総方面へは新宿~千倉間を往復する特急「外房初日の出1・2号」が運転され、255系(9両編成)を使用する。