リクルート住まいカンパニーは11月27日、東京都渋谷区の家賃相場が安い街(駅)ランキングを発表した。2019年3月1日~5月31日に、不動産・住宅サイト「SUUMO(スーモ)」に掲載された賃貸物件の管理費を含む月額賃料から中央値を算出した。調査対象駅は渋谷区の19駅。駅から徒歩15分以内で、住戸名寄せあり、物件数11件以上、中古マンション価格は築年数40年未満を対象とした。

家賃相場が最も安い街は「幡ヶ谷」

  • 渋谷区の家賃相場が安い街(駅)ランキング(シングル向け)

渋谷区は、「SUUMO住みたい自治体ランキング2019」(2019年2月発表)で4位に選出された人気エリア。シングル向け(10平方メートル以上、40平方メートル未満)の家賃相場が安い街(駅)1位は京王新線「幡ヶ谷」で、8.8万円だった。新宿駅まで約5分と交通利便性が高く、飲食店も多いため、一人暮らしのビジネスパーソンにとって住みやすい街といえる。

2位は京王線「笹塚」で、家賃相場は8.9万円。3位は京王新線「初台」で、同9.3万円となった。

一方、最も家賃相場が高かったのは東京メトロ千代田線「明治神宮前」で、13.9万円。同じ千代田線で隣駅の「代々木公園」は10.5万円、「代々木上原」は9.9万円と、一駅変わるだけで3~4万の差が開いた。

2人暮らし以上向け(40平方メートル以上、70平方メートル未満)の家賃相場が安い街1位はシングルと同じく「幡ヶ谷」(家賃相場16.8万円)。次いで、2位「笹塚」(同17万円)、3位「初台」(同18万円)と続き、トップ3はシングル向けと同順位となった。

家賃相場が最も高い街もシングルと同じ「明治神宮前」(同27.6万円)で、中古マンション価格相場では、「幡ヶ谷」(4,500万円)と「明治神宮前」(8,180万円)で4,000万円近い差がついた。