マツダは新世代ガソリンエンジン「SKYACTIV-X」を搭載する「MAZDA3」を12月5日に発売する。価格はハッチバックが319万8,148円~368万8,463円、セダンが319万8,148円~361万6,963円。このエンジンでマツダは、同社独自の燃焼制御技術「SPCCI」(Spark Controlled Compression Ignition:火花点火制御圧縮着火)を世界で初めて実用化する。

  • マツダ「MAZDA3」

    新世代エンジンを搭載する「MAZDA3」

世界初の技術を実用化

「SKYACTIV-X」はガソリンエンジンとディーゼルエンジンの双方の利点を組み合わせたような特性を持つ新型エンジンだ。ガソリンを燃料としつつ、ディーゼルエンジンで用いられる「圧縮着火」を行うことで、少ない燃料で効率的な燃料を可能とする。

  • マツダの新世代ガソリンエンジン「SKYACTIV-X」

    「SKYACTIV-X」は水冷直列4気等のガソリンエンジン。排気量は1,997リッターで、最高出力は180ps、最大トルクは224Nmだ。このエンジンはマイルドハイブリッドシステム「M Hybrid」を採用しており、モーターの性能は最高出力6.5ps、最大トルク61Nmとなっている

この新型エンジンでマツダは、「ガソリンエンジンならではの高回転までの伸びの良さと、ディーゼルエンジンの優れた燃費・トルク・応答性といった特長を融合し、人馬一体の気持ちよい走りと優れた環境性能を両立した」としている。