親になってみなければ、親の気持ちはわからないという意味のことわざ「親の心子知らず」。親になった途端にとても心に響くようになった…そんな方も多いと思います。

鳥谷丁子さん(@TanikoNikki)が公開した短編『お母さんを「母親」としてしか見たことのなかった私がお母さんになった話』。多くの皆さんの共感を呼び、ツイッターで話題になっていました。

  • 「お母さんを「母親」としてしか見たことのなかった私がお母さんになった話」(1ページ目)

「自分が子どもを生んでママになるまでは『お母さん』に関して深く考えたことなんてなかった。漠然とお母さんはお母さんとして当たり前だと思い込んでいた」…。自身のお母様を見ながら、こんな風に思う鳥谷さん。

確かに、生まれたときから母は母。自分が生まれる前の母については、当然のことながら知る由もありません。

しかし、母になった鳥谷さんは思うのです。母も、きっと今の自分のように、「疲れた」「寝たい」「帰りたい」「友達と遊びたい」という自分の内なる声と戦いながら、”完璧な母親”でいてくれたのではないか。自分を愛してくれたのではないか。

  • 「お母さんを「母親」としてしか見たことのなかった私がお母さんになった話」(2ページ目)

  • 「お母さんを「母親」としてしか見たことのなかった私がお母さんになった話」(3ページ目)

そして鳥谷さんは決意します。「きっと私も、これから何年も子どものままの自分と闘う」。自身の子どもにとって、”完璧な母”になるために…。

  • 「お母さんを「母親」としてしか見たことのなかった私がお母さんになった話」(4ページ目)

世の母たちの心に刺さるであろうこの漫画は、読者からの共感を多く呼んでいました。

【関連記事】小学2年生が答えたテストの”神回答”がツイッターで話題 - 「人として正解」

・お母さんって偉大ですよね。自分もお母さんにやってもらってきたこと、一つでも多く、子供の為にできたらいいなと思ってます

・これ見て、母親に子ども産んだ今でもしてもらって当たり前って思ってイライラしたり甘えてたなあと実感させられました

・お母さんみたいには出来ないし優しくないと思うけど、休みながら自分のペースで頑張ります。絵日記見たらお母さんの事めっちゃ思い出しました

・すごく、すごく、すごく、共感です!!!初めは暫く同じようにやろうと頑張ってましたが、そもそも時代も環境も違うので諦めて、子供にもママだって面倒なんだよと正直に言ってます。

中には、「私は男子ですが、去年離れて暮らしていた母が亡くなり、母の偉大さを思い知らされる毎日の中で、この漫画で再認識させていただきました」という男性からの声も。息子に対してであれ、娘に対してであれ。母の愛は偉大であると痛感させられます。

投稿からおおよそ2日間で、約20,000件のリツイート、65,000件のいいねを集め、注目されていました。皆さんも、これを機会にあらためてお母さんとの関係について考えてみては?