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【この記事のエキスパート】
自転車ジャーナリスト:菊地 武洋

自転車ジャーナリスト:菊地 武洋

80年代から国内外のレースやサイクルショーを取材するベテランジャーナリスト。分かりやすいハードウエアの評論は定評が高く、近年はロードバイクのみならず、クロスバイクのインプレッションも数多く手掛けている。グランフォンドやセンチュリーライドなど海外ライドイベントにも出場経験を持つ。単行本の他、自転車産業振興協会でプロ向け教本の監修も手掛ける。


電車などを使って自転車を手荷物として運ぶ「輪行」。この記事では、輪行に必要な「輪行袋」の特徴や選び方、そして、縦型と横型に分けておすすめ商品をご紹介。人気のオーストリッチやモンベルをはじめ、ピックアップしましたので、ぜひ参考にしてください。

輪行とは

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輪行(りんこう)とは、鉄道や船、飛行機などの公共交通機関を利用し、手荷物として自転車を運ぶ手段のことをいいます。もとは競輪選手が自走では行くことができない遠くの競技場へ移動する際、自転車を列車に持ち込んだことから生まれた言葉のようです。

今では選手だけでなく、サイクリングを愛好する人の間にも広まっている輪行。自転車で走れる距離には限界がありますが、輪行なら自宅から遠く離れた街や自然のなか、さらには海外でも乗り慣れた自分の自転車で走りを満喫できるとあって人気がますます高まっています。

サイクリストの活動範囲を大きく広げてくれる輪行ですが、利用する際は各交通機関の規定を確認する必要があります。大きさや袋の素材など、輪行に関するルールがこまかく設定されていることもありますので、事前に各社のホームページなどで必ず確認するように心がけましょう。

輪行袋の選び方

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それでは、輪行袋の基本的な選び方を見ていきましょう。ポイントは下記の4つ。

【1】スペック
【2】移動手段
【3】用途に応じた形状(縦型・横型)
【4】ホイールポケットの有無

上記の4つのポイントをおさえることで、より具体的に欲しい機能を知ることができます。一つひとつ解説していきます。

【1】スペックをチェック

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【エキスパートのコメント】

まず、確認すべきはサイズです。収納時に自転車が一部でもはみ出ていると電車に持ち込めません。シートポスト一体型のフレームで、身長が180cmを超える人は輪行袋からサドルがはみ出しがちなので、ボトムブラケット~サドルトップを計測し、買う前に確認しておきましょう。また、飛行機輪行は2019年5月1日からハードケースのみの受付になっている航空会社もあります。ルールが厳格化してきているので「なんとかなる」と過信せず、航空会社のホームページで確認しましょう。

そして、重量も輪行袋選びの重要なポイントのひとつです。一般的に耐久性と反比例し、軽さを求めれば耐久性が低くなります。それでも軽量な製品が出てくるのは、走行中の軽さやコンパクトさがとても大切だからです。輪行の多いライダーになると、飛行機用、電車用、緊急用携帯輪行袋と使い分ける人も多いようです。

【2】移動手段をチェック

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【エキスパートのコメント】

輪行袋を大きく分けると、電車利用を前提とした軽量タイプと飛行機用のバイクケースの2種類があります。傷や破損を嫌うのであれば飛行機用のハードケースが理想ですが、滞在型の旅行以外では現実的とは言えません。

ナイロン製の輪行袋にはロードバイク、ツーリング車&MTB、折りたたみ車用があり、収納可能という意味で大は小を兼ねますが、軽さとサイズは小さい方が旅先でのフットワークが軽くなります。

【3】用途に応じた形状(縦型・横型)をチェック

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【エキスパートのコメント】

袋の形状には縦型と横型の2種類があります。横型は後輪を外さずに収納できるメリットがあるため、初心者が好む傾向にあります。しかし、鉄道会社によって若干の違いはありますが、たとえばJRだと3辺の合計が250cm以内、重さ30kgでなければ車内に持ち込めないという規定があるため、横型では持ち込めないサイズになってしまいます(両輪をはずすタイプの横型なら可)。

一方、両輪を外して収納する縦型の多くは250cm以内に収まるメリットがあります。反面、フレームと後輪を固定するエンドに金具を装着するなどのひと手間がかかります。これらのメリット・デメリットをふまえ、用途に応じた商品を選ぶことが重要です。

【4】ホイールポケットの有無をチェック

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【エキスパートのコメント】

輪行袋は、輪行袋内にホイールのポケットがあるかないかによって、収納時の手間に大きな差を生みます。ポケット付きの場合、フレームとホイールを縛って固定する必要がないため手軽ですが、輪行袋内でホイールが動きやすくフレームと接触しやすくなるので注意が必要となります。

逆にポケットなしの場合は、当然ですがフレームとホイールを縛って固定する手間がかかる反面、しっかりと固定できるため、ホイールとフレームの接触を気にする必要はなくなります。はじめて輪行袋を使用する方は、ポケット付きの方が使いやすいかもしれませんが、固定する手間を惜しまないなら、自分で固定するタイプがおすすめです。

選び方のポイントはここまで! では実際にエキスパートが選んだ商品は……(続きはこちら)