MyReferは10月18日、人事担当者を対象とした「人事の本音調査」の結果を発表した。調査期間は2019年9月20~30日、調査対象は22~59歳の人事担当者で、有効回答は417人。

  • リファラル採用を導入できていない理由はどれですか?

    リファラル採用を導入できていない理由はどれですか?

人事採用が難しいと言われている中、人事の仕事に関して感じていることは何か聞くと、「これまでの採用手法では応募数が集まらないと感じるようになった」が最も多く48%。次いで「採用だけではなく、会社の本質的な課題まで考えないといけなくなった」が43%、「離職率を下げることが以前より困難になった」が32%と続いた。

社員の個人的なつながりを通して人材を紹介・推薦してもらう「リファラル採用」について、「導入している」企業は30.5%、「導入予定」は12.5%、「検討中」は22.6%と、65.6%の企業がリファラル採用に関心を持っていることがわかった。

リファラル採用を導入できていない理由としては、「社内エンゲージメントが優先されるから」が56.4%、「社内の協力が得られる気がしない」が36.4%と、企業と社員のエンゲージメントに関わる問題が多数を占めた。

リファラル採用の運用状況を尋ねると、「少し成果が出ている」が48.6%、「よく成果が出ている」が18.9%と、67.5%が何らかの成果が出ていると回答した。リファラル採用の成果が出ている理由としては、「部課長などのマネジメントメンバーが協力的」と「一般社員が協力的」が同率の60%、「社長および経営メンバーが協力的」と「自分自身が会社を勧めたいと思うので積極的に推進できる」が同率の42%となり、同調査では「一般社員のみでなく上位役職者の協力度合いが大きな要素を占める」と分析している。