JR東日本は8日、東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会の開催を機に、2020年5月から接客制服を一新すると発表した。
同社は2002年にグレーを基調とした接客制服を導入して以来、17年にわたりこの制服を着用してきた。今回の接客制服リニューアルは、2018年7月にグループ経営ビジョン「変革2027」を策定して以降、すべての人の「心豊かな生活」の実現をめざして始動した社員が、新たな気持ちでチャレンジするシンボルとして、東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会の開催を機に行われるという。
新しい制服は、利用者に「安心」「信頼」を感じてもらうとともに、社員がより快適に着用でき、誇りを持てる制服とした。
「正統」と「品格」を表すダークネイビーを基調に、アクセントとして上衣の襟にグレーのラインを採用。男女ともに同色・同素材の半袖・長袖シャツとネクタイを着用し、リボンタイとスカートを廃止した。ネクタイは3種類の中から選択し、制帽は男女とも「官帽型」と「チロリアン(ハイバック)型」から選択する。
利用者からも職制が分かるように、上衣の袖のライン(駅長・区所長は2本、その他は1本)と制帽(5種類)で職制を区分。第一線でサービスを提供する社員が一体となってサービス品質向上に取り組めるように、駅社員、車掌(新幹線含む)、運転士がすべて同じ制服を着用する。資源環境の取組みの一環として、環境に配慮した生地を使用し、社員が快適に着用できるように伸縮性の向上と軽量化を実現した。2020年5月1日の着用開始を予定している。