9月末でフジテレビを退社したフリーアナウンサーの笠井信輔が3日、都内で行われた是枝裕和監督初の国際共同製作映画『真実』(10月11日公開)のジャパンプレミアで進行役を務めた。
笠井アナは冒頭のあいさつで「『万引き家族』にもちょこっと出ておりましたフジテレビアナウンサーの…」と言いかけ、「すいません、ちょっと癖で。もうフジではないので、普通の映画好きのアナウンサーの笠井信輔です。どうぞよろしくお願いします」と訂正し、会場から笑いが起こった。
そして、「国民的大女優の母と娘の2人が繰り広げる、感動あり、毒舌ありの一筋縄ではいかないドラマです」と本作を紹介。その後、監督とキャストを呼び込み、本作への思いなどを聞き出した。
本作は、昨年のカンヌ国際映画祭で日本映画21年ぶりの快挙となる最高賞“パルムドール”を受賞し、 『万引き家族』が興行収入46億を超える大ヒットとなった是枝監督の長編14作目となる最新作にして初の国際共同製作映画。母と娘の間に隠されたある「真実」を巡る物語で、全編フランスにて撮影された。
イベントには、是枝監督、来日したカトリーヌ・ドヌーブ、ジュリエット・ビノシュ、さらに、日本語吹替版で声優を務めた 宮本信子(カトリーヌ・ドヌーブ)、宮﨑あおい(ジュリエット・ビノシュ)、佐々木みゆ(クレモンティーヌ・グルニエ)が登壇した。