漫画家・栗田あぐりさんがTwitterで公開した短編漫画「僕の奥さんはちょっと怖い」に、注目が寄せられている。描かれているのは、とある夫婦のやり取り。タイトルの通り、少し怖い奥さんに旦那さんが気圧されそうになるが…意外な甘い展開が好評を得ている。
【創作】僕の奥さんはちょっと怖い。 pic.twitter.com/w6coQbzznJ
— 栗田あぐり (@kurita_aguri) September 27, 2019
ある夜、奥さんは旦那さんに「貴方のシーツ今日洗ってないし掛け布団も干してないから」と冷ややかに告げる。そんな彼女を旦那さんは「僕の奥さんはちょっと怖い」と形容。「私の方はこの通りふかふかで柔軟剤の良い香りだけど」と付け加える奥さんに、旦那さんは内心「僕…何かしたかな!?」とうろたえる。
どんどん狼狽していく旦那さん。思わず「ご…ごめんなさい?」と疑問符つきで口にするが、奥さんは「は? なんで謝るのよ」と糾弾するように返す。旦那さんはブルーになり、「僕の奥さんはちょっと怖い」と繰り返すが、そこで空気は一変。彼女は、旦那さんと同じベッドで横になり、照れながらも満面の笑みを浮かべる。旦那さんは「一緒に寝たかったのかー!」とツッコミつつも「怖いくらい素直じゃない。そこがとても可愛いんです」とノロケが出てしまう…。
リプライには、「奥さん可愛すぎる…」「想定範囲外のツンデレさんということですね? 笑顔がとても可愛いです」「『純粋な策士』なんですね。可愛すぎて怖いw 冷たそうに見えて実は愛が深い」「実はわかりづらいけど、めっちゃラブイチャしたいだけなんですな」と素直でない奥さんの可愛らしさにやられたという声が。「全然怖くないてかむしろご褒美」「いつまでもラブラブな夫婦素敵です」というコメントも集まる中、「なんてジャンル? 怖デレ?」という意見も見られた。
この短編の作者・栗田あぐりさんは、少年漫画誌「ゲッサン」(小学館)にて『片翼シャトル』を連載していた漫画家。2018年1月には、同作の完結となる4巻が刊行された。また、栗田さんは、TwitterやpixivなどのSNSでも漫画作品を投稿。そちらでは「外面男子と不器用女子が良い感じになりそうでならない話」シリーズなどを展開している。今回の作中の奥さんも、同シリーズに登場する、外面が良いものの素直でない男子・清水くんの母というキャラだ。同シリーズでは、息子と同様に外面が良くも不器用な母としての側面も見ることができる。