俳優の賀来賢人が主演するの日本テレビ系ドラマ『ニッポンノワール ―刑事Yの反乱―』(10月スタート、毎週日曜22:30~)の西憲彦チーフプロデューサーが5日、東京・汐留の同局本社で10月改編説明会に出席し、「非常に攻めたドラマをやろうと思っています」と意気込みを語った。
直前数カ月の記憶を失っていた主人公・遊佐清春(賀来)が森の中で目を覚ますと、右手に拳銃を握っていて、横には上司だった女性刑事・碓氷薫(広末涼子)が死んでいた…という衝撃シーンから始まる同ドラマ。主役を含めた刑事全員が容疑者となり、やがて未解決の「十億円強奪事件」の真相へつながっていく。
脚本を担当するのは武藤将吾氏、プロデューサーは福井雄太氏で、1月期に同枠で放送された『3年A組 ―今から皆さんは、人質ですー』の制作チームが再集結した。
西氏は「さきほどクランクインしました」と報告した上で、「(放送枠の)日曜ドラマは、上層部と編成部が『とにかくとんがった若者に刺さるものでムーブメントを起こすことを意識してくれ』という中で頑張ってきた枠が、『今日から俺は!!』『3年A組』『あなたの番です』の3作で少しずつ形が見えてきたなというところ。今回もその流れに沿って、非常に責めたドラマをやろうと思ってます」と説明。
続けて、「ジャンルで言うとたぶん刑事ドラマ。それだけだと攻めてないという感覚があると思うんですけど、そこは『3年A組』のチームということもあって、通常と全く違う刑事ドラマになっています」と胸を張る。
そして、「刑事のキャラクターが本当に濃くて、本音が読めなくて、誰がどういう思惑でどう動いているのかというのを、とにかくハラハラしながら楽しむという作品になっております」といい、主演の賀来については「『今日から俺は!!』とは全くイメージが違う、荒々しい男臭い役どころに挑みます。『今日俺』が好きなうちの子供が、ショック受けるかもしれないくらいの変化を見せます」と予告した。