電子チラシサービス「Shufoo!(シュフー)」は8月30日、消費税増税に関する意識調査の結果を発表した。調査対象は「Shufoo!」を利用する全国の既婚女性6,364人と「Shufoo!」企業向けメールマガジン登録企業226社。調査期間は会員アンケートが2019年7月29日~8月2日、企業アンケートが2019年8月1日~8月7日。

  • 消費税が8%と据え置きになる「軽減税率」について、あてはまるものを選択してください

    消費税が8%と据え置きになる「軽減税率」について、あてはまるものを選択してください

10月からの消費税増税について、「(日常の買い物行動に)影響がある(やや含む)」と答えた人は89.8%。増税後、買い物において新たにやりたいことを聞くと、「ポイントカードをこまめに利用する」が65.1%、「チラシを注意深くチェックして安い日や商品を狙う」が59.7%、「クーポンを集めて利用する」が50.2%となった。

特定の商品の消費税率を8%のまま据え置きに設定する「軽減税率」の理解度を調べると、「十分に理解している」はわずか4.7%。他方、「あまり理解できていない」は37.7%、「全く理解できていない」は9.6%と、半数近くが理解していないことがわかった。

キャッシュレス決済でのポイント還元を機に、同決済での買い物を増やそうと考えている人は44.7%で、増税をきっかけにキャッシュレス化が進むことが予想される結果となった。増税に備えて予め購入しておきたいものは、1位「トイレットペーパー」(46.8%)、2位「ティッシュ」(41.3%)、3位「シャンプー・リンス」(39.9%)と、日用品が上位を占めた。

また、小売企業に増税対応の進行具合を尋ねたところ、61.1%が「順調に進めている」と回答した一方、4割近くが「検討段階」(30.6%)、「これから検討」(6.3%)と答え、対応の遅れが目立った。