今秋開催の「第46回東京モーターショー2019」(会期:2019年10月24日~11月4日)はクルマとバイクの祭典だが、空にも注目すべき動きがある。国際航空連盟が日本での実施を初めて公認するドローンレース・カンファレンス「Drone Tokyo 2019 Racing & Conference」(DTRC2019)の開催が決定したのだ。
レースを通じて技術とルールの進化を目指す
なぜ東京モーターショーでドローンなのか。DTRC2019実行委員会副実行委員長で個人投資家の千葉功太郎氏によれば、ドローンの社会実装に向けては世の中にドローンについて認知してもらうこと、つまり、ドローンの社会受容性を向上させることが重要になる。それには、「オープンフューチャー」をテーマに掲げ、クルマに限らず幅広いモビリティを取り上げる東京モーターショー2019でイベントを実施するのが最適であると考え、DTRC2019の開催を決定したそうだ。
クルマは100年を超える歴史を持つモビリティだが、その技術的な進化やルール作りにモータースポーツが果たした役割は大きかった。DTRC2019実行委員会はクルマが発展してきた歴史を踏まえ、ドローンレースを通じてエアモビリティの技術とルールを磨きたいとしている。
ドローンレースの日時は予選が11月1日、決勝が11月2日。会場は「DRIVE PARK」(お台場の青海G1地区、TFTビル横)だ。8月26日21時から公式サイトでドローンレーサーの募集を開始する。DTRC2019では日向坂46を招いたイベントも実施する予定。エンターテインメントとドローンの融合で幅広い層の関心を喚起するのが狙いだ。