武井壮を追い込むツワモノたちが続々!? 「超ふつうじゃない王決定戦!」開催

三井不動産は8月11日、東京ミッドタウン日比谷(東京都千代田区有楽町)の日比谷ステップ広場にて、「超ふつうじゃない王決定戦!」を開催した。

同イベントは、7月23日～8月4日にかけてCOREDO室町テラス(東京都中央区日本橋室町)で開催された「超ふつうじゃない2020展 by三井不動産」の決勝大会のような位置付けとなる。

“百獣の王”を追い込むツワモノたちが勢揃い!

「超ふつうじゃない2020展 by三井不動産」では、アスリートの“ふつうじゃない”身体能力をリアルに体験しながら学べるさまざまなコンテンツが用意され、参加者同士で記録が競われた。その中から成績上位者が集められ、このほど「超ふつうじゃない王決定戦!」が開催されたというわけだ。

今回、決勝が行われたのは、スタートの合図にどれだけ速く反応できるかを競う「0m走」、正拳突きの威力でLEDロウソクを何本消せるかチャレンジする「カラテ・キャンドル」、バレーボール選手のジャンプの到達点と同じ高さにボタンがついている「バレーボール自販機」、呼気流量（息を吹く強さ）を測定し、水泳選手の肺活量を体験できる「ジャイアントホーン」の4種目。

同イベントには“百獣の王”こと武井壮さんが登場し、実際に競技種目を体験してイベントを盛り上げた。

“百獣の王”の看板を下ろす!?

イベント冒頭、司会者にコンディションを聞かれた武井さんは「コンディションはふつうじゃないです。超ふつうじゃないですね。コンディション抜群でございます」「チケットの一次抽選すべてハズレているので、参考記録じゃなくガチで参加したいくらい」と、やる気満々な様子。

やる気満々の武井さん

挑戦するのはいずれも一風変わった種目だが、「やはり僕はスプリンターなので、スプリントに関しては負けたくないですね。『0m走』で負けてしまったら、僕が今日ここに呼ばれた理由がわからなくなってしまうんで。ふつうじゃない記録を出したいと思います」と、意気込みを述べた。

しかし、出場者は予選エントリー約1,000名中のトップ10 名というツワモノ揃い。3種目で自身の参考記録を抜かれ露骨に悔しがっていた武井さんは、「0m走」にチャレンジするにあたり「僕は10種競技の100mの日本記録を18年間保持していましたし、現役時代からスタートのリアクションが速いことで有名でしたから。マジでここで負けたら“百獣の王”の看板を下ろすかどうか考える」とまで発言。

センサーを持ち、正拳突きの威力でLEDロウソクを何本消せるかにチャレンジする「カラテ・キャンドル」

バレーボール選手の男子と女子それぞれの最高到達点の高さに配置されたボタンを押す「バレーボール自販機」

呼気流量（息を吹く強さ）を測定し、水泳選手の肺活量のすごさを体験できる「ジャイアントホーン」

スタートの合図にどれだけ速く反応できるかを競う「0m走」

「0m走」の平均記録は女性で約0.7秒、男性が約0.5秒とのことだったが、武井さんは0.261秒という記録を叩き出し、出場者からも歓声が。

「0.11秒台が出たこともあるので少し不満ですが、まあ、いいでしょう。現役引退して22年経っていますから」と武井さん。続けて、「足を動かすより手を離すことを意識すると、スッと前に出やすいんです。足は反応するのが少し遅いので手を離すのが重要。体重かけて手を離せばすぐに体が動き出しますから」と説得力のあるアドバイスを添えた。

ちなみに実際の陸上競技では、人間の反応速度の限界とされる0.1秒未満に足が離れると“ヤマ勘”とされ、フライングの判定になるらしい。

武井さんは0.261秒という記録を叩き出した

「1勝3敗で心に傷を負っていますけど、こういう混成競技、僕の現役時代やった10種競技のように色々な競技を体験できるイベントに参加させていただいて今日は非常に楽しかったです。来年の東京2020オリンピック・パラリンピックがより楽しみになりました。ぜひパリ大会を狙っていきたいという気持ちになりました」と、イベントを振り返った武井さん。

競技後には表彰式が執り行われ、優勝者には東京2020オリンピック・パラリンピックの観戦ペアチケットに加え、商品券5万円分が進呈された。女性の部の優勝者であるナカノさんは「3歳から50年間水泳をやっていますが、この日のために水泳をやってきたのかなと思っています」とコメント。男性の部の優勝者アサノさんも「今日は武井さんに会えて、これで優勝するために京都から来たので、優勝できて嬉しく思います。ペアチケットということで一緒に行ける方を1年間かけて探そうと思います」と語った。