• 制作発表会見で披露したジャンプ

――今作の制作発表会見で、アクロバティックなジャンプや回転を披露されていましたが、今後劇中で見られる場面を期待してもいいですか?

もうぜひぜひぜひ期待してください! 第5話(8月8日放送)は、アクロバティックな動きで泥棒に入るシーンがあります。

――そんな動きで泥棒に入ったらバレちゃうじゃないですか(笑)

よくレーザーのセンサーが張り巡らされて、それに触れると警報が鳴るみたいな場面があるじゃないですか。あれを無駄に動き回りながら避けていくというシーンで、結構アクロバティックしてます。「そんなに動かなくてもいいだろ」みたいなツッコミが入ると思います(笑)

――第1話で短パン姿のときに、さり気なく見せたふくらはぎがすごいなと思いました。

ありがとうございます(笑)。バレエをやってるとふくらはぎが鍛えられるんですよ。ただ、円城寺は妖精なので絶対にすね毛がないだろうと決めてたんですけど、撮影のときに短パンだと気づいて、その場でスタッフさんにカミソリを買いに行ってもらい、急きょ剃るっていう緊急事態がありました(笑)

――今後も、鍛えられたふくらはぎが見られるシーンはありますかね?

できればあってほしいですね。円城寺って結構厚着なので、これから暑い季節になってきますし(笑)

――体操一家のお生まれですが、体操選手の道に進むという考えもあったのですか?

基本的に痛いことが嫌いで、体操以外にも剣道、サッカー、ダンス、水泳と習ってたんですけど、ことごとく痛いものがなくなっていって、残ったのがダンスだったんです。ダンスも痛い部分はいっぱいあるんですけど、最近はむしろ痛みが大好きで…(笑)

――えっ!?

まぁ、そんな話はどうでもいいとして、体操は本当にきついんですよ。子供の頃ってバック転ができればヒーローになれるじゃないですか。それが、小学校2年生のときにできちゃったんで、もういいやと思って、それからは趣味として体操場で遊んでいました。でもこの経験がダンスにも生きているので、今はやっててよかったと思います。

■隠し撮りしてくる深田恭子

――ご一緒するシーンが多い深田恭子さんの印象はいかがですか?

『セカンド・ラブ』(15年、テレビ朝日)で一度共演させていただいているんですけど、絡みはなかったので、お芝居を一緒にするのは初めてなんです。今回の現場では、僕のことを変な生き物だと思ってるのか、めちゃくちゃ隠し撮りをされるんですよ。それが上手で僕は全然気づかない。そういういたずらっ子な面を持ちつつ、おっとりされた感じもあって。

――隠し撮り(笑)。どんなショットを撮られるんですか?

休憩中やセッティング待ちの時間とかに、僕が扇風機で涼んでいると、目の前にいる深田さんに撮られていたみたいで、あとで写真が送られてきて、そこで初めて気づくんです。

――至近距離なのに、撮られたことに気づかないんですか?

うまいんですよ! だからきっと、泥棒の素質があるんじゃないかと思います(笑)

――深田さんのミュージカルの素質はいかがですか?

僕、深田さん主演の『100万回生きたねこ』というミュージカルを見させていただいて、それが本当に素晴らしかったんですよ。白い猫がまるで本から出てきたような美しさ、声のきれいさ、歌も素晴らしかったので、実はもっともっとミュージカルを見たいなと思っていたんです。

――今回は“ミュージカル共演”が果たせましたね。

はい! ウワサによると、どうやらミュージカル部分を楽しんでくれているようでうれしいです。

  • 深田恭子 (C)フジテレビ

■生放送は「めちゃくちゃ鍛えられる」

――では、今後の見どころをお願いします。

華、和馬、円城寺の三角関係をぜひ楽しみにしていただけたらと思うのと、円城寺の歌と踊りの部分にも引き続き注目していただけたらと思います。それから、華の三雲家と和馬の桜庭家の因縁も本当も面白いので、楽しんでもらえたらと思います。

――ドラマの撮影もありながら、7月は『めざましテレビ』のマンスリープレゼンターも担当されて、大変ですよね。

でも、朝早く起きることで生活に張りが出て、このサイクルは本当にありがたいと思っています。生放送のスタジオの緊張感も好きなので、毎回あっという間に時間が過ぎていきます。できることなら毎週担当したいです(笑)

――生放送は舞台と似ている部分があったりするんですか?

いや、全然違いますね。舞台の場合はリハーサルを重ねて本番ですが、『めざましテレビ』はリハーサルがほぼなく、前室で軽部(真一)さん、鈴木(唯)さん、スタッフの方と打ち合わせして「じゃあいってみましょう」ってすぐに本番なので、本当に瞬発力が必要なんです。舞台の人間からすると、ドラマはすごい瞬発力がいるものだと感じているので、これはめちゃくちゃ鍛えられるなと思いますね。

●大貫勇輔
1988年生まれ、神奈川県出身。主な出演作品は、ミュージカル『ロミオ&ジュリエット』『メリー・ポピンズ』『ビリー・エリオット~リトル・ダンサー~』『キャバレー』、テレビドラマは『高嶺の花』(日本テレビ)、『やすらぎの刻~道』(テレビ朝日)、『セカンド・ラブ』(同)など。『ルパンの娘』(フジ)に円城寺輝役でレギュラー出演中。また、『めざましテレビ』(同)でエンタメコーナーの7月マンスリープレゼンターを担当した。