近年婚活市場に於いて、男性から見た結婚したい女性の職業に女医が入ることが多くなってきています。結婚相手として女医の人気が急上昇している背景は、女医は高収入なので結婚すれば世帯年収が高くなり貯蓄スピードが高まることと、医学的知識が優れているため頼れる存在であることにあります。

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    一般婚活男性が女医と結婚するための戦略を考察

とは言え、女医と言うとプライドが高く気も強くてとっつきにくいイメージがあるのもまた事実です。また、そもそもどこにいけば女医と出会えるのかもはっきりしません。そこで本コラムでは、女医の一般的な結婚観と、一般婚活男性が女医と結婚するための戦略について考察致します。

女医が求める結婚相手とは

まず女医の結婚相手ですが、同業の医師となるケースが圧倒的に多いです。東京大学社会学研究所が刊行する研究誌『社会科学研究』へ2012年に掲載された論文によると、女医の配偶者の職業が男性医師である割合は73.7%となっています。

女医が医師を配偶者として選好するのは、学歴や年収が自分を上回っていたり、現実として医師以外との出会いが少ないとの背景があります。

また、仮に医師を配偶者に選ばなかったとしても、結婚相手に対して様々な条件を設定しています。東京都中央区でクリニックの院長を務める水沢律子先生(36・仮名)によると、知り合いの女医と懇談した結果、結婚の決め手となる条件は次の4つに集約されることが分かりました。

1位 高収入の職
2位 生命力
3位 夜の営み
4位 ルックス

1位はやはり収入が高いことです。やはり女医は基本的に年収が自分より低い男性は受け入れ難いようです。因みに、高収入の目安は年収800万円程度がボーダーラインになっています。

2位の生命力は、社会環境が大きく変わったとしてもきちんと稼いでいける男性を意味しています。自分の未来は人に頼ることなく自分で切り開いていく力が要求されます。

3位の夜の営みは女医にとっても大事な項目です。セックスレスが夫婦間の大問題であることをきちんと認識している男性であるかは重要です。女医だって一人の女です。また、夫婦という男女関係を良好に保つためにも、ホルモンバランスを保つためにも、セックスが大切であることを知っています。わかりやすい愛情表現で、いつまでも愛し合う努力をしてくれる男性を求めています。

4位のルックスは上位3つと比べると大分優先度は落ちるようです。あくまで上位3つの項目が最重要で、この3つを満たしていれば、ルックスは「自分が不快でなければOK」なのです。

このように、女医の求める結婚相手の条件を見てみると、医師であることとか年収800万円以上であることなど、一般的な婚活男性にとっては些かハードルが高いように見受けられます。

それでは、一般男性には、女医と結婚するチャンスは残されていないのでしょうか。結論から言うと、チャンスはあります。実は女医の中には明確に「医師と結婚したくない」という意思をもっている層が確実に存在しています。

また、多くの女医が「自分より収入の低い男と結婚したくない」と考える一方で、「稼ぐのは自分が頑張ればいくらでもできるから、配偶者に高い年収を求めない」と考える女医もいます。

なので、この「医師と結婚したくない」と言う考えと「配偶者に高い年収を求めない」考えの両方を併せ持つ女医とうまく出会うことができれば、一般婚活男性でも女医と結婚できるチャンスがあります。

医師と結婚したくない女医たちの考え

では、医師と結婚したくない女医はなぜそのような意見を持っているのでしょうか。また、彼女たちはどのような考え方を持っているのでしょうか。まとめてみました。

1.別の世界を見たい。好奇心旺盛
2.出会いが少ない
3.医師同士の結婚は離婚率が高い
4.家で仕事の話をしたくない
5.配偶者も忙しい
6.男性医師はいい気になっている
7.遊んでいる。家庭的でない
8.賢いからケンカしたとき面倒臭い

1.別の世界を見たい。好奇心旺盛

女医はそもそも医師の家庭に生まれて教育を施されて医師になったケースが多いです。極端なケースだと一家全員や親戚一同皆医師ということもあり得ます。すると医師以外の価値観を知らず、世間知らずであることをコンプレックスに思う女医が出現します。

また、医師以外の世界や価値観に触れたいという好奇心が強い女医もいます。これらのタイプの女医はそもそも医師以外の活動に強い興味を持っているので、あなたが普段何気なく行っていることに対して強い興味を持つ可能性もあります。

2.出会いが少ない

医師の仕事は多忙だし、激務で疲れてしまうので、そもそも女医は出会いの機会に足を運びにくい構造になっています。逆に言えば、もしあなたが合コンやパーティーなどで女医に出会う機会があったとすれば、その女医は出会いに対して積極的に活動していると言えます。

わざわざイベントに足を運んでいるということは、医師以外の男性との出会いを渇望している一つの証拠です。なので、合コンやパーティーで女医と出会う機会があったら、仲良くなるように積極的に働きかけましょう。

3.医師同士の結婚は離婚率が高い

「精神科女医が本気で考えた 心と体を満足させるセックス」などの著書がある、医師の恋愛問題に詳しい精神科医の髙木希奈先生によると、医師同士の結婚は離婚率が高いそうです。幸せな結婚生活を長く続けたい女心を持つ女医としては、医師との結婚を避ける傾向があるようです。

4.家で仕事の話をしたくない

日々激務に追われる女医としては、仕事が終わって帰る家は癒しの空間でありたいものです。そして、家にいる間は仕事のことを忘れてゆっくりしたい気持ちになるのも頷けます。しかし、配偶者が同業だとまた家に帰ってから仕事の話になったり、相手の仕事の愚痴を聞く羽目になるかもしれません。

そうした安らぎの時間を確保したい女医は、医師との結婚は選択肢から外すことになります。

5.配偶者も忙しい

女医は自分自身が忙しいし、勤務時間が変則的なので、そもそも家庭で配偶者とゆっくり過ごす時間は限定されます。自分一人が医師をやっていてもすれ違いの生活になる可能性が高いのに、配偶者まで医師になったらすれ違いの度合いが加速することになってしまいます。

6.男性医師はいい気になっている

医師は医療業界のヒエラルキーの中でトップに君臨しています。男性医師がその座に胡坐をかいていい気になっていることをよく思っていない女医が一部にいます。そうした女医は男性医師のことを尊敬していないので、必然的に結婚対象からは外すことになります。

7.遊んでいる。家庭的でない

男性医師は経済力も高いし社会的地位も高いので女性によくモテます。その中には家庭のことを顧みず、他の女性との交際に現を抜かす医師もいるとか。女医は近い存在だけに男性医師のモテっぷりや遊びっぷりを良く知っています。

それを許容できる自信のない女医は、やはり医師との結婚は考えないのです。

8.賢いからケンカしたとき面倒臭い

女医と男性医師がケンカすると、2人とも頭がいいだけにこじれたり面倒なことになりかねません。2人とも理系で理屈っぽいといつまでもケンカが収束しない事態を引き起こす可能性があります。家庭内がギスギスした雰囲気になるのが嫌で医師と結婚しないという女医も存在するのです。