アイドルグループ・Sexy Zoneの佐藤勝利が、あす7日に放送されるフジテレビ系バラエティ番組『アオハルTV』(毎週日曜21:00~)で、イルカと人間の2ショット撮影に挑む。

  • 海を泳ぐ佐藤勝利=フジテレビ提供

世界中の海でクジラやマンタなどと泳ぎ、写真に収めてきたダイビング講師の寺山英樹さんでも実現できていないというのが、イルカと人間の2ショット撮影。そこで、4カ月前まで全く泳げなかったが、同番組でカナヅチを克服した佐藤が、ヒロミから「次は海だな」と言われ、そのロケが実現することになった。

海での水泳は初体験の上、イルカと泳ぐとなれば潜水のスキルも必要ということで、まずは潜水プールで練習をスタート。目指すは素潜りで5mの潜水だ。苦戦するのではとの予想を裏切り、佐藤はフィンスイムや耳抜きをクリア。しかし、素潜りで最も重要なジャックナイフに苦しむことになる。

ジャックナイフとは、体をナイフのように折り曲げて、水面から垂直に潜っていく潜降方法。佐藤は、寺山さんをマネようとするが、何度やっても潜れずに体は浮いたまま。そんな佐藤に、寺山さんが“秘策”として渡したのが、下着のパンツ。これを使うことで、ある大事な感覚がマスターできるのだという。早速、試してみると、効果てきめんで、佐藤も「すごいこの練習!」と手応え。そんな練習を繰り返すうち、プールの底にあったイルカの人形にタッチし、ピースする余裕まで生まれた。

そして数日後、佐藤は寺山さんとともに、東京の離島・御蔵島へ。都心からフェリーで8時間かかる御蔵島は、イルカが住みやすい環境で、現在およそ150頭が生息しているという。しかし、島のルールでイルカに接触するための船を出せるのは、午前・午後の2時間ずつしかなく、イルカに遭遇できるかどうかは、イルカの気分次第だという。さらに、この日は波が高く海が荒れていた。

イルカと泳ぐ以前に、イルカに会えるのかという不安を抱えながらも海へ出ていくと、いきなり野生のイルカが登場。大興奮する佐藤だったが、そこで潜ることはできないため、潜れるスポットを目指す。すると、イルカの姿が見えなくなってしまい…。時間だけが過ぎ、探し続けること1時間半後、ついにイルカの群れを発見。イルカたちの進行方向の前にうまく回り込み、佐藤はそこから海の中へ入る。青く透き通った海の中には、憧れのイルカたちの姿があった。

この光景に、スタジオのヒロミも「勝利、行け行け!潜れ!」と熱くなるが、泳ぐことで精いっぱいで、なかなかイルカに追いつけない。一旦船に戻った佐藤は、それでも「これはすごいなぁ!」と海の中で体験したことに感激の様子だ。

そんな中、佐藤が気になったのが、背びれが半分欠けたイルカのこと。“ジョー”というメスだと教えられると、もう一度彼女と会うため再び海へ。多数のイルカがいるが、ジョーの姿はなく、ほかのイルカとのツーショット撮影のチャンスもない。時間が流れる中、タイムリミットはあと20分に。ラストチャンスにかけて佐藤は、「お願い。来てくれジョー」と祈りながら潜っていく。すると、誰もが予想できないことが…。

海から上がった寺山さんが「ジョーが勝利くんのこと好きみたいだな」と言うと、佐藤も「イルカがしゃべったんです! 僕も“イルカ語”で話しかけました」と興奮おさまらない様子でジョーとの出来事を振り返る。一体、何があったのか…。

収録を終え、佐藤は「本当に世界が広がりましたね。ちょっと前までカナヅチだったのに、もう海ですよ。以前の収録で、ヒロミさんたちに『海とかどう?』って言われたから、『いいですね』ってノリで言うじゃないですか。そしたら2週間後ぐらいに決まってるんですよ、ロケが(笑)。イルカと泳ぐのは楽しそうだと思ったけど、プールとは違うし、船から海に入る瞬間はやっぱり怖かったです」と本音を吐露。

菊池風磨が「今回は、勝利のダサ要素が少なくてちょっとさみしかったですね。でも、勝利は“持ってる”よね。そもそもイルカに会えるかどうかも奇跡的なことだし、展開もドラマチック。ダサ要素は少なくても、また勝利の魅力は出ていたんじゃないかな」と話すと、佐藤は「そう、僕、“持ってる”んじゃないですかね。泳げるようになってから、ジャニーズ感が増して、最近ハッピーオーラがすごいんですよ。イルカのことも自然とひきつけたのかな。イルカに近づいたときは、『もっと地球を大事にしないとな』って思ったし、悩んでいることなんてちっぽけなことなんだなって、イルカに教えられました」と語った。

また、佐藤は「七夕の夜の放送なので、ジャニーズのお兄さんが子どもたちに夢を与えちゃったんじゃないかなって思います(笑)。カナヅチで悩んでいる大人の方にも、諦めないでもらいたいですね。海に入ってイルカと泳げる…かもしれないんですよ!」と呼びかけていた。

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