◆本記事はプロモーションが含まれています。

【この記事のエキスパート】
ふくふく動物病院 院長:平松 育子

ふくふく動物病院 院長:平松 育子

山口大学農学部獣医学科卒業。山口県内の複数の動物病院勤務を経て、ふくふく動物病院を2006年に開業。得意分野は皮膚病です。2019年4月より皮膚科と内科中心の病院を目指していきます。飼い主さまのお話をしっかり伺い、飼い主さまと協力し合いながら治療を進めていくように心がけています。飼い主さまとペットの笑顔につながる診療を心がけています。


猫の歯周病や口臭予防などのデンタルケアに欠かせない『猫用歯ブラシ』。メーカーからいろいろな商品が販売されており、どれを選べばいいのか迷ってしまう飼い主さんも多いのではないでしょうか。この記事では猫用歯ブラシの選び方とおすすめの商品をご紹介します。

猫に歯磨きは必要?

「そもそも猫に歯磨きが必要なの?」と思われる方も多いかもしれません。ここでは、猫の歯磨きの必要性についてご説明します。

猫がいわゆる「虫歯」になることはほとんどありません。しかし、歯周病にかかる猫は多く、猫にとっても口腔ケアが大切であることは確かです。

飼い猫は、野生の猫に比べて、こまかく柔らかくなりやすいものを食べていることが多く、食べカスが口に残りやすいです。こうした野生の猫との食習慣の違いによって、飼い猫の歯周病が増えています。これを防ぐためにも、愛猫の歯をキレイにしてあげましょう。

獣医師に聞く
猫用歯ブラシの選び方

ふくふく動物病院の院長である平松育子先生に、猫用歯ブラシの選び方をお聞きしました。「猫が歯ブラシを嫌がる」「歯ブラシ中に怒って噛むことがある」などとお困りの方は参考にしてみてくださいね。

歯ブラシのタイプを選ぶ

猫用歯ブラシは、「シートタイプ」「指サックタイプ」「ブラシタイプ」の3種類に大きく分けられます。猫が嫌がるかどうかや、慣れ具合によっても選ぶ歯ブラシが変わってきますよ。それぞれの特徴をみていきましょう。

シートタイプ:初めての歯磨きにおすすめ

ライオン PETKISS『歯みがきシート 無香料』:

出典:楽天市場

シートを指に巻き付けて、猫の歯をなでるように掃除していくのが「シートタイプ」です。歯磨きが初めての猫は、いきなり口の中を触られたり、ものを入れられたりするとびっくりしてしまいます。コミュニケーションを取りながら飼い主の指で歯磨きをすることから慣れてもらいましょう。

猫の口を直接さわるので、手加減がしやすいのも特徴。ただし、奥歯までは磨ききれないことも多いので、デンタルケアおやつなどと併用してみるのもいいでしょう。

指サックタイプ:奥まで磨きやすい

エブリデント しっかり歯ブラシ レギュラー:

出典:Amazon

飼い主の指に指サックをはめて歯磨きをするタイプです。シートタイプで口のなかを触られることに慣れてきた猫におすすめ。指サックの先端がブラシ状になっているので、奥まで届いて口のなかの隅々まで歯磨きがしやすいのがメリットです。

また、指サックで指がガードされているので、噛み癖のある猫にも安心して使用できます。

ブラシタイプ:一番しっかり磨けるのはこれ!

マインドアップ 猫口ケアティース:

出典:Amazon

口のなかの細かい部分までしっかり歯磨きできるのが「ブラシタイプ」です。口のなかにものを入れることに慣れたら、ブラシタイプを使うことをおすすめします。

猫の口は狭いため、歯ブラシはヘッドが小さく毛の短いものを選ぶようにしましょう。大きな歯ブラシは使いにくいだけでなく、猫が違和感を強く感じてしまい、歯磨きをいやがられることが多いです。

ヘッドの形は、長方形のものや楕円形・円形のものがありますが、まんべんなく磨くためには円形のものが使いやすいと思います。

飼い主も猫もお互いが歯ブラシに慣れてきたら、少し大きめのヘッドにチャレンジしていきましょう。

アドバイス:歯磨きグッズは段階を踏んで使うのがおすすめ!

【エキスパートのコメント】

猫の歯磨きは最初から歯ブラシを使うのではなく、まずは歯磨きシートやガーゼなどのやわらかい布を指に巻きつけて、歯の表面をこすることから始めましょう。

慣れてきたころに指サックタイプの歯ブラシにチャレンジすると、猫はスムーズに歯磨きを受け入れる可能性が高いです。柄のついた歯ブラシを使うのは、歯ブラシトレーニングの最終段階です。

歯磨きシートにはいろいろな種類があり、フレーバーのついているものなど、猫が拒絶しにくい仕様のものが売られています。猫たちが歯磨きを受け入れてくれるかどうかの大事なステップなので、商品選びを失敗しないようにしましょう。

飼い主が持ちやすい形状のものを選ぶ

ビバテック シグワン『猫用歯ブラシ』:

出典:Amazon

猫の歯ブラシを選ぶときの大切なポイントのなかに、飼い主が持ちやすいものを選ぶという点もあります。

持ち手が細すぎるものや柄が長すぎるものは、力を入れにくかったり、手を動かしにくかったりするので不便に感じることもあるでしょう。

柄の部分にラバーなどの滑り止めがついているものを選ぶと握りやすいため、ほどよく力を入れて歯磨きをすることができるかと思います。手の大きさにもよりますが、歯ブラシの全長は13cm前後が持ちやすいでしょう。 

選び方のポイントはここまで! では実際にエキスパートが選んだ商品は……(続きはこちら)