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【この記事のエキスパート】
住まいづくりナビゲーター/一級建築士・インテリアコーディネーター:神村 さゆり

住まいづくりナビゲーター/一級建築士・インテリアコーディネーター:神村 さゆり

住宅メーカー、ゼネコン設計部、設計事務所等で約300棟の新築設計実績と現場代理人女性としては希少な現場監督経験を生かしリフォーム物件も約70棟手がける。

住宅や暮らし方、環境整備をテーマに、これまで一般企業研修・公的機関・学校等にて講師としてこれまで述べ5000人以上を指導。

整理収納アドバイザー、ルームスタイリスト資格認定講師として800名余の資格者を認定。また資格試験対策として二級建築士やインテリアコーディネーターの受験指導も行っている。手描き図面やイラストでのプレゼンにも定評があり、多くの文具を試してきた。

多趣味が高じて醗酵教室や手抜き家事教室を開催し好評を得ている。
子ども3人。A型・獅子座


レーザー墨出し器は、手間のかかる水平な線の書き込みなどを簡単にしてくれる工具です。しかし、実際は手軽なDIY作業でも使えるタイプや、建設現場でも用いられる本格的なプロ仕様まで、種類はさまざまで選ぶのに迷ってしまいます。ここではレーザー墨出し器の選び方とおすすめ商品を紹介します。

レーザー墨出し器とは

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レーザー墨出し器とは、一直線のレーザー光を壁や天井などに投影させてラインを出す機材です。

建設・工事やDIY、さらに、イベント設営などでも使用され、基準のラインを光で引くことで、水平・並行・垂直など、さまざまなモノづくりの目安にすることができます。

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ほとんどの製品は置くだけで自動水平・垂直ラインが出る構造。また、耐用年数も新しい商品が出る度に改良され、修理保証つきの商品も数多くあります。

縦・横など、ラインの数は商品ごとに異なり、建築用のプロ仕様なのか、ちょっとしたDIY作業向けなのかで、値段や品質も大きく変わります。

【エキスパートのコメント】

使用目的に合ったものを選ぼう

使用する目的に合ったものを選びましょう。多くの機能がついているからといって高クラスのものを購入してしまうと重くなったり、取り扱いが複雑になったり、いいことはありません。

プロの職人さんには用途に応じて複数のレーザー墨出し器を所有し、使い分けている人も珍しくありません。尚、レーザー墨出し器は正式に認証された測定器ではなく、補助機器であることも付け加えておきます。

■注意:精度の表記がメーカーによって異なる場合がある

レーザー墨出し器の精度の表記は、メーカーによって異なる場合がありますので注意しましょう。

一般的には「±1mm/10m」のように記されており、これは10mで±1mmのズレが生じるという意味です。購入する前には必ず精度表記をチェックしてください。

また、長年使用し続けて行くと、精度も微妙にズレてしまいます。正確性を保つためにはこまめなメンテナンスも大切です。

レーザー墨出し器の選び方

レーザー墨出し器を選ぶ基本的なポイントは下記。

【1】整準方式
【2】レーザー光の色
【3】受光器の有無
【4】電源方式
【5】ラインの数
【6】そのほかの機能

上記のポイントをおさえることで、より具体的に欲しい機能を知ることができます。一つひとつ解説していきます。

【1】整準方式をチェック

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水平を取ることを整準といいますが、レーザー墨出し器で整準を取る方法には「ジンバル式」と「電子整準式」の2種類があります。

それぞれの特徴を踏まえて、選ぶときの目安にしてください。

▼ジンバル式:DIY・日曜大工向け
ジンバル式は磁石と振り子の力で整準する方式。マグネットダンパー式とも呼ばれます。

振り子を使っているため、揺れや振動する場所では正確に整準できず、固定できる場所でないと使えません。その代わり、価格はリーズナブルです。

また、大型ドリルなどを使用といった大掛かりな工事現場でない限り、設置場所には困りませんので、DIY作業や日曜大工はジンバル式で事足りるでしょう。

▼電子整準式:プロ向け
電子整準式は、傾斜センサーを内蔵し、モーターによって自動的に整準を取るタイプ。自動でラインを射出しているため、揺れが起こってもブレにくいというメリットがあります。

高層ビルの現場や道路建設のような、揺れが多いところでも使用でき、プロの作業でも用いられています。しかしその分、価格は高くなるため、値段と使用頻度などをしっかり確認しましょう。

【2】レーザー光の色をチェック

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主なレーザー光は赤、もしくは緑です。同じような機種でも緑のほうが若干高額になります。緑色のほうが視認性がよいとのことですが、実際に使ってみて大きな違いは感じないでしょう。状況に合わせて使い分けましょう。

▼赤色:価格が安い
レーザーの色が赤色のものは、価格がリーズナブルなものが多く、なるべくコストを抑えたい人にピッタリです。

昔ながらの古いモデルに多く、また、緑色よりも視認性(見えやすさ)が低いですが、最近では視認性の低さをカバーできる高輝度タイプが主流になっています。価格を抑えたいという方は、高輝度タイプかもチェックしてみてください。

▼緑色:屋外でも見やすい
緑色の一番のメリットは視認性に優れている点。そのため、屋外での工事・作業などに向いています。ただし、低温に弱く、外気温が低いと見えにくくなります。特に0度以下の現場などの作業は注意しましょう。

ちなみに、緑色のレーザーは「変換方式」と「ダイレクト方式」の2種類。
・変換方式
→赤色レーザーを結晶で緑色に変換するタイプ
・ダイレクト方式
→直接緑色のレーザーを射出するタイプ

ダイレクト方式の方が機能的に優れていますが、内蔵された半導体次第で品質が安定しないこともあります。その場合、有名メーカー・信頼できるメーカーの商品かどうかチェックしましょう。

【3】受光器の有無をチェック

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受光器とは、ラインの位置を音や光で知らせてくれる機器のこと。

基本的には、レーザー墨出し器は屋内で使用する器具です。しかし例えば、窓から太陽の光が入る、夜の作業で照明を点けているといった場合、レーザーのラインが見にくくなってしまいます。

そんな環境でも、受光器があれば、レーザーの光が届く場所に受光部分を当てると音や光で知らせてくれるため便利です

【4】電源方式をチェック

レーザー墨出し器の電源方式は、大きく分けて「充電(バッテリー)式」「電池式」「電源コード式」の3種類があります。建築やDIYを行う際の使いやすさに関係してきますので、ぜひ確認してくださいね。

▼充電(バッテリー)式
充電式は、あらかじめ本体バッテリーに充電し、コードレスで使用できるタイプ。

持ち運びが手軽なため、電源が届かない場所でも使いやすいです。また、商品によっては、電子式と兼用された、バッテリー切れ対策がされたタイプもあります。

▼電池式
電池式は、乾電池を入れて使用するタイプ。こちらも、持ち運びが手軽で、どこでも使用できるメリットがあります。また、スペアの電池を持っていれば、電池切れを起こしてもすぐに使え、充電する必要もありません。

充電(バッテリー)式と兼用している商品も多く、アナログだからこそのメリットがあるタイプです。

▼電源コード式
電源コード式は、コンセントに繋げ、直接宮殿するタイプ。コードの長さによって使用範囲は限られますが、長時間作業できるメリットがあります。基本は「AC100V(家庭用の100ボルト電源)」の規格です。

こちらも商品によっては、充電(バッテリー)式と兼用しているモデルもあり、「充電が切れたら電源コードに変更する」といった使い方もできます。

【5】照射ラインの数もチェック

工事現場の作業内容によって照射ラインは変わってきます。大きく分けると下記の2種類になります。

▼2ラインタイプ:簡単な設営・DIY作業向け
▼フルライン・複数ライン:プロの作業向け

通常、ラインが増えるほど価格も上がるので、予算と目的に応じてレーザー墨出し器を選んでください。

▼2ラインタイプ:簡単な設営・DIY作業向け

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簡単な作業などで使用する場合は、「2ラインタイプ」がおすすめ。価格もリーズナブルなのでコストを抑えたいときに適しています。

照射方向がシンプルで、縦1方向、横180度です。いろいろな使い道がありますが、店舗内の壁掛け工事や、絵画などの装飾品の取りつけ工事に便利。家庭内で行う日曜大工・DIY作業にも使えます。

【エキスパートのコメント】

中には垂直または水平ラインのみといったものもありますが、垂直・水平と地墨点の照射を備えているものがほとんどです。

水平全周ラインを備えている機種は人気ですが、水平方向に回転できる機種であれば特別に必要というわけではありません。

▼フルライン・複数ライン:プロの作業向け

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プロが手がける専門的な工事には「フルライン・複数ラインタイプ」のレーザー墨出し器がおすすめです。短時間でスムーズに作業することができます。

縦は前後左右の4カ所に照射でき、横は360度の照射が可能です。複数タイプのものは状況に応じてラインを切り替えることができ、使い勝手がいいです。ただし、複数ラインタイプの方が製造コストが増えるのでコスト的には高いです。

【エキスパートのコメント】

大空間での作業の場合は大矩が取れる縦ライン3本以上の機種が理想です。

天井の位置を正確に投影するためには天墨のある機種がおすすめです。

【6】そのほかの機能をチェック

上記で紹介した選ぶポイント以外にも、大切な機能はいくつかあります。ここでは、あるとより嬉しい機能についてご紹介いたします。ぜひ参考にしてくださいね。

▼一人でも作業できる自動追尾機能
一般的に受光器を扱う場合はふたりで対応しますが、「自動追尾機能」があればひとりでも操作できます。本来なら受光器と本体を別々に操作するのですが、自動追尾機能があれば自動的に機器が回転するのでひとりで操作が可能です。

価格は高くなりますが、ひとりで扱える利便性には代えられません。また、人件費の節約にもなるでしょう。

▼防塵防滴
場所によって作業環境はさまざまです。砂ぼこりが舞うところや急な雨に見舞われる場合もあるでしょう。いろいろな条件下で使うときは、「防塵防滴」機能が重要になります。

製品によって水滴、水しぶき、ほこりなどをカットする性能が備わっているものもあるので、購入前にチェックしてください。

選ぶ目安は国際基準の「IP54」です。この基準を満たしていれば、不安なく作業ができます。

▼三脚が使えるか
作業する現場によっては高い位置にレーザーを照射しなければならないときがあります。そのようなときは、三脚とセットになっている墨出し器を選んでください。

一般的には高さが1,500mm前後のものが多いです。3,000mm前後の三脚セットもありますが、特に高い場所での作業が必要なときに使います。

注意点は、三脚の台座部分に墨出し器本体が取りつけられるかどうかです。

レーザー墨出し器の人気メーカー・ブランド

タジマ

TJM Design(TJMデザイン)『ゼロジー TYZ』:

出典:Amazon

レーザーが見えやすい墨出し器として知られているのが「タジマ」です。屋外はもちろんですが、屋内でもフレアやゴーストなどの影響を抑えた見やすい商品を送り出しています。

タジマ製品でポピュラーなのが「グリーンレーザー墨出し器 ZEROGSN-KSJ」で、鮮視度300とはっきりとした色合いが特徴です。どのような現場でも使えるレーザー墨出し器を求めたい方にはタジマが適しています。

マキタ

Makita(マキタ)『充電式屋内・屋外兼用墨出し器(SK506GDZN)』:

出典:楽天市場

「マキタ」は世界的に知られている電動工具メーカーです。レーザー墨出し器への評価も高く、品質と使いやすさを求める方に向いています。

代表的なのは「ダイレクトグリーンレーザー墨出し器 SK311GXZ」です。高鮮度な商品で、両縦・横・天井直角型のライン照射が可能。とくに長距離の照射が必要な現場で活躍します。

リョービ

RYOBI(リョービ)『レーザー墨出し器(LL-100)』:

出典:Amazon

「リョービ」は半世紀以上の歴史があるダイカスト製品のトップメーカーです。はじめてレーザー墨出し器を使う方に適しており、値段のわりには機能が充実しています。

価格がリーズナブルなので、コストを抑えたい場合の候補です。海外製よりも国産メーカーの製品を求めたい方にふさわしいメーカー。かんたんに操作できる「レーザー墨出し器 LL-100」が人気です。

VOICE

VOICE『3ライン グリーンレーザー墨出し器 Model-G3』:

出典:Amazon

レーザー墨出し器は使用後のメンテナンスが重要で、その分のコストも考える必要があります。「VOICE」の製品はジンバル方式を採用しており、とてもシンプルなためメンテナンスが不要。しかもアフターフォローがしっかりしており、信頼感を求める方に適したメーカーです。

「5ライングリーンレーザー墨出し器 VLG-5X」はプロの現場だけでなく、家庭用リフォーム工事にも使えます。

選び方のポイントはここまで! では実際にエキスパートが選んだ商品は……(続きはこちら)