俳優・玉山鉄二が、WOWOWで10月からスタートする連続ドラマ『トップリーグ』で主演を務めることが27日、明らかになった。

玉山鉄二

原作はこれまでにもWOWOWでドラマ化された『震える牛』や『不発弾』などで知られる作家・相葉英雄の政治サスペンス。玉山演じる主人公の新聞記者・松岡直樹は入社15年目にして政治部へ異動し官房⻑官番となるも、またたく間にトップリーグ(※総理大臣や官房⻑官、与党幹部に食い込んだごく一部の記者)へと上り詰めていく。ドラマは首相官邸を舞台に、現在の日本が抱える問題を浮き彫りにしながら、昭和史に残る一大疑獄事件の謎に迫り、官邸最大のタブーに鋭くメスを入れていく。

玉山は「間違いなく問題作? 話題作! 政治の闇、記者の闇、収賄、贈賄、汚職、忖度、不審死、さまざまな事件が私たちを翻弄し、頭の片隅に違和感を残す作品になると思います。デリケートな作品なだけに丁寧に、真摯に演じたいと思います」と力強く本作への意気込みをコメント。

原作者の相葉英雄も「玉山さんには、生真面目で曲がったことが大嫌いな『松岡記者』が永田町の網に絡め取られていく様を体当たりで演じていただけたらと思います。原作者自身、取材者としてブレないと決めたはずが、永田町ではズブズブにされました。得体の知れない闇に沈む様を演じきってください。脚本の篠崎絵里子さんも本作で三度目のお仕事。ドラマの見せ場を熟知されているので、原作を凌駕するストーリーを紡いでくださると確信しています」と、玉山ならびに脚本の篠崎に大きな期待を寄せている。