JR東日本東京支社は18日、駅社員を対象に、より実践的な安全教育・訓練を拡充し、異常時対応能力や安全に関する知識・技能を持った社員をさらに体系的に育成することを目的に、「総合訓練センター 蒲田トレーニングセンター」を7月1日に開設すると発表した。

  • 「総合訓練センター 蒲田トレーニングセンター」に用意される訓練車(ミニ車両)

同社はグループ一体で「究極の安全」に向けた教育・訓練を拡充するなど、具体的な取組みを推進しており、東京支社では1989年から、総合訓練センター(最寄り駅は東大宮駅)にて異常時対応訓練などを行ってきた。

開設が発表された「総合訓練センター 蒲田トレーニングセンター」は、蒲田駅西口から徒歩約10分の場所に、約3,500平方メートルの敷地面積を確保。訓練線として190m×2線・80m×1線、訓練駅の「大田駅」「志茂田駅」(訓練ホーム10m×3面)、延床面積約279平方メートルの実習棟、信号設備・踏切・架線などが設置され、2両の訓練車(ミニ車両)が用意されるという。

「総合訓練センター 蒲田トレーニングセンター」では、ホーム上における基本動作訓練・乗客の救済訓練・列車見張員訓練・落とし物拾得訓練といった安全教育や訓練が行われる。